東印工組 元理事長・臼田真人氏が「東京都功労者表彰」を受賞 印刷産業の振興・発展に貢献
東京都印刷工業組合(東印工組)は、元理事長の臼田真人氏が、東京都より「東京都功労者表彰」を受けたことをリリースした。東京都功労者表彰は、都民の生活と文化の向上に特に功労のあった人を表彰するもの。
臼田氏は、東京都印刷工業組合理事長を務めるなど、長年にわたり東京都での印刷産業の振興と発展、組合活動の推進に携わった。表彰式は10月1日、都庁第一本庁舎五階大会議場で執り行われた。
【臼田真人氏 略歴】
・株式会社アドピア 代表取締役社長
・東京都印刷工業組合 元理事長
・全日本印刷工業組合連合会 元会長
・現在、一般社団法人印刷技能人材機構 会長
臼田真人氏 コメント
このたび、東京都功労者表彰をいただくこととなり、大変光栄に存じます。東京都印刷工業組合での活動をはじめ、これまで長年にわたり印刷産業の発展に携わることができましたのも、組合員企業の皆様、諸先輩方、そして関係する多くの皆様のご指導とお力添えがあってのことと、心より感謝申し上げます。今回の表彰を励みとして、今後も印刷産業のさらなる発展と社会への貢献に微力ながら努めてまいります。
功績概要―東印工組機関誌「東京の印刷」10月号より
氏は、平成22年度から2年間、東印工組常務理事(経営革新・マーケティング委員会委員長)および全印工連常務理事、平成24年度から4年間、東印工組副理事長(経営革新・マーケティング委員会所管)および全印工連副会長、平成28年度から4年間、東印工組理事長および全印工連会長を務め、印刷業界が抱える様々な課題の解決に指導的な役割を果たした。
中小印刷業のダイバーシティ経営に関する功績
東京都が多様な人材活躍推進や中小企業の人材確保・定着を重要施策とする中、氏はダイバーシティ経営の普及と制度整備に取り組んだ。
平成28年度に東印工組「ダイバーシティ推進委員会」を設置し、全印工連と連携して「多様な人材(ダイバーシティ)の活用」に関する全国調査を実施(4,855社中1,379社回答)し、業界の実態と課題を可視化するとともに、有識者による勉強会や先進企業の視察を行った。平成29年度には冊子「働き方改革~多様な人材活用を目指して~」を制作し、企業が働き方改革を進めるための実践指針を提示した。また、東京都団体課題別人材力支援事業を活用し、LGBT、女性リーダー育成、働き方改革、人材育成などのセミナーを開催し、延べ106社125名が参加した。平成30年度には「環境労務委員会」と連携してモデル就業規則にダイバーシティ関連項目を追加するなど、制度面の整備も進めた。
これらの取組により、女性活躍、LGBTへの理解、柔軟な働き方、人材育成等に取り組む企業の拡大を促し、雇用環境の改善と企業競争力向上に寄与した。
中小印刷業の働き方改革に関する功績
少子高齢化による労働人口減少や働き方改革関連法への対応が課題となる中、氏は働き方改革を人材採用・定着につなげるため、業界として主体的に取り組んだ。
平成30年度に東印工組「ダイバーシティ推進委員会」「環境労務委員会」のメンバーを中心として全印工連「幸せな働き方改革プロジェクトチーム」を設置し、外部専門家とともに、必要性の理解、目標・計画設定、業務革新、就業規則整備、人事考課・給与規程整備の5段階からなる改革モデルを構築した。各段階のワークブックを作成・配付するとともに、全日本印刷文化典や全国9地区でセミナーを開催し、計268名が参加した。また、東印工組理事長として東京しごと財団「団体別採用力スパイラルアップ事業」を活用した「幸せな働き方改革セミナー」を開催した。
氏のこの取り組みは、働き方改革を理念から実践段階へと移行させ、目標設定、業務革新、就業規則整備、人事評価制度見直しまでを一体的に進める基盤が整備されることとなり、組合員企業における生産性向上と労働環境改善を促進させる顕著な功績となった。
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