水上印刷、海外の学生(シンガポール)が先端ビジネス学ぶ

6-15 水上印刷(プレゼンテーションでの積極的な質疑応答) シンガポールマネジメント大学の『日本へのビジネススタディツアー』参加者である同校学生を中心とする約30名が5月15日、水上印刷㈱多摩工場の視察に訪れた。
 今回のツアーは、シンガポールマネジメント大学主催によるもので、「日本の革新的な中小企業から学ぶ」を目的に来日。座学だけでなく、実際に研究対象としている国に出かけ、現地の人やビジネスリーダーらとの交流を通じて学習するという姿勢に基づいて行われている。そのため、視察では日本の中小製造業・サービス業をはじめ、ベンチャー企業のためのインキュベーション施設、政府機関・研究機関、教育機関などを訪問しており、そのうちの一社として、水上印刷を訪れた。
 今回の視察では、同社河合克也社長の挨拶に始まり、松尾力経営戦略室室長による会社プレゼンテーションと松崎良樹取締役生産本部長による工場プレゼンテーション、質疑応答の後、多摩工場及びロジスティクスセンターを見学し、多摩工場のホールで懇親会も行われた。プレゼンテーションでは、同社の生産内容や生産の環境づくりなどの解説が行われ、ものづくりを越えてサービスを創ることに取り組んでいること、生産指針となっている「きれいな工場でしか、良い製品はつくれない」などについても紹介。特に人材開発について力を入れていることに触れ、「人づくり」「サービス」「ものづくり」に加え、永続性がポイントではないかと解説した。質疑応答では、経営の転機や今後の展望についてなど多くの質問が寄せられた。

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