【IGAS2018レポート】HP ビジネス創造の50社のユーザー事例をふんだんに

サンプルや事例をふんだんに紹介
サンプルや事例をふんだんに紹介

日本HPはIGAS2018で『紙、復活』をテーマに出展し、印刷需要を創出したビジネス事例をふんだんに紹介した。

ブースには“紙、復活”の大型看板のもとにステージを設置。B2判液体トナー式の『HP Indigo 12000 HD』や量産印刷用オペレーティングシステム『Print OS』のプレゼンテーションが連日行われたほか、事前にアナウンスがなかった大洞印刷やグーフのゲリラ的なセミナーで、デジタル印刷の有効性を訴えた。プレゼンテーションではHP Indigo デジタル印刷機の“生産性”を強調。紙替え作業を抑えるフィーダーや両面印刷能力、RIPの処理能力を説明した。

グーフCEOの岡本氏によるゲリラセミナー
グーフCEOの岡本氏によるゲリラセミナー

会期中は商業印刷、出版印刷、DM、パッケージ、フォトの領域から200種類のメディア、50社のユーザー事例を持ち込み、需要を生み出す具体的な事例が示された。とくにフジプラス(大阪府大阪市)、大洞印刷(岐阜県本巣市)、錦明印刷(東京都千代田区)、大和美術印刷(兵庫県姫路市)、小松総合印刷(長野県伊那市)、ウィル・コーポレーション(石川県白山市)、ラボネットワーク(埼玉県川口市)はじめとするユーザーが、業態変革や営業改革、マーケティングオートメーション連携などデジタル印刷の効果を動画で紹介した。

このほかホリゾンブースではホリゾンのシートカット装置『SmartStacker』とHP Indigo 12000HD デジタル印刷機を連携させたスマートファクトリーを実演。また、ホリゾンブースの一角に設けられたスマートファクトリーゾーンでは来日中のHP社HP Indigo ゼネラルマネージャーのアロン・バーシャニー氏が講演した。

技術的にはHP Indigo 12000HD デジタル印刷機による高解像度のHDFMモードが世界を世界に先駆けて実演。『HP Indigo 7900 デジタル印刷機』用のシルバーエレクトロインキによるメタリック表現や、硬質素材にも対応したラテックスインク採用の大判インクジェットプリンタ『HP Latex R2000 Plus』などを発表した。

注目の量産印刷用オペレーティングシステム『Print OS』は今回、機械の状況を可視化するダッシュボード機能と、ジョブをバッチ処理し、効率的な出力を実現するサイトフロー機能が紹介された。

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