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DNP スイス・紙容器メーカーSIGと合弁会社
新形状の紙容器と充填機提供

2018.2.20

大日本印刷(DNP)はこのほど、飲料や食品向け紙容器メーカーの世界大手であるスイスのSIG Combibloc Group(SIG社)と、日本国内に合弁会社を設立し、日本市場における新しい形状の飲料・食品用紙容器と充填機の提供を開始する。

無菌充填システム

無菌充填システム

‚SIG Examples of Packaging Solution 13x18.indd合弁会社が提供する無菌充填システムは、果物、野菜、シリアル、ゼリーなどの小さい固形物を液体と一緒に充填することが可能。紙容器に固形物を入れられる独特のシステムとなる。また、1時間当たり最大24,000カートンに充填でき、紙容器で世界最高水準のスピードを有する。さらに、短時間で品種替えが可能なほか、包装資材のロスも少なく、多様な内容物に対応可能な柔軟性と低コストを両立する。日本では1台で異なった容量の充填が可能なcb1、cb12と1台で異なる形状の充填が可能なcb7&cf7、cb8&cf8をラインナップする。

飲料・食品向け液体紙容器は、SIG社が開発した再開封可能な口栓付きの紙容器である「combidome(コンビドーム)」や「combifit(コンビフィット)」など、形態・容量・開封方法などが異なり、形状に特長のある約100品種の製品を提供する。このほか、電子レンジによる加温が可能な新容器「Heat & Go」も開発中。この新容器と固形物充填を組み合わせて、加温可能な固形物入り飲料という全く新しいカテゴリーの商品の提供を可能にする。

無菌充填システムは、森乳業ほか1社への納入が決定しており、来春春頃を目処に生産開始を予定している。

発表するDNPの北島義斉副社長

発表するDNPの北島義斉副社長

2月20日、東京都新宿区のDNPプラザで開催された記者発表会には、DNPの北島義斉副社長、西谷壮一郎包装事業部長、木下善文包装事業部第3営業本部長と、SIG社からRolf Stangl CEO、アジアパシフィックのLawrence Fok社長が出席。固形物の重点も可能にするdrinkplusの価値創造と、容器のレンジアップを可能にするHEAT&GOの2つの技術でこれまでにない商品を提供していくことを強調。2022年に国内の無菌紙容器市場でシェア10%、売上50億円を目指す。