コニカミノルタ PPGパートナーカンファレンスで2017年事業戦略を説明

挨拶する原口社長
挨拶する原口社長

コニカミノルタジャパンは5月17日、東京都港区の浜松町ビルディング会議室で、「第11回コニカミノルタPPGパートナーカンファレンス」を開催し、同社販売店を招いてPPG事業戦略やデジタルマーケティング取り組みを説明した。

同社の原口淳社長は挨拶で「IoTプラットフォームビジネスなど説明が難しく、目に見えないサービス事業が生まれてきた。コニカミノルタはメーカーであり、ハード、ソフト、サービスを組み立ててソリューションを提供するのは変わらない。インクやトナーを使って頂く分かりやすいビジネスモデルは絶対にあきらめることのない我々のドメイン。ここに価値を加えていきたい」と複合機などにIoTやデジタルマーケティングを絡める新しい事業への展望を語り、「デジタルマーケティングでは最終的に紙媒体に落ちる。上流で商機を捉えて印刷に落とし込めば付加価値が高まると思う」と指摘した。

荒井上席執行役員PPG事業本部長
荒井上席執行役員PPG事業本部長

続いて同社の荒井純一上席執行役員PPG事業本部長が「2017年度コニカミノルタPPG事業戦略」を説明。「共に印刷の未来を創る」をメッセージに掲げ、重点方針に①デジタル化による「デジタルプリントボリュームの拡大」、②新規市場進出を挙げた。プリントボリュームの拡大ではカラーデジタル印刷機の新ブランドAccurioPressを中核に、ワークフロー製品を強化。新規事業領域ではラベルやパッケージ、デジタル加飾などの産業印刷分野を取り込む事業戦略を説明した。

特別講演では「デジタルマーケティングと顧客マーケティング支援の重要性」をテーマに寺崎薫PPG事業本部マーケティング&サポート統括部長とキンコーズ・ジャパンMS事業推進本部の守屋博紀氏が、IoTやビッグデータを活用した店舗でのマーケティング事例などを解説した。

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