株式会社SCREENグラフィックソリューションズ（SCREEN GA）は商業印刷・DM印刷・出版印刷市場向けの新たなラインアップとして、高速連帳デジタルインクジェット印刷機「TruepressJET 560HDX」を発表した。

同製品は用紙幅560mmに対応し、最大印刷速度150m/分、最大印刷解像度1,200dpi×1,200dpiの範囲において、複数モードでの印刷が可能。また、搭載する新開発のインク「Truepress ink SC2」は、オフセットコート紙に表面処理なしで直接印刷できる高濃度インクであり、色彩豊かな画像をより鮮やかに表現でき、細やかな文字も鮮明に印刷できる。

さらに、新構造のドライヤーユニットにより、高いインク濃度の印刷物を効率的に乾燥させることができるため、さまざまな用紙において高品質な印刷を実現する。その他にも、「Truepressシリーズ」で実績豊富なオペレーションシステムを継承し進化させた新システムを搭載し、ハードウエアとソフトウエアを高い次元で融合。前工程や後工程の装置とのインテグレーション機能も充実させるなど、次世代スマートファクトリーのキーデバイスとなる。

SCREEN GAは同製品を米国や欧州のInkjet Innovation Centerでの公開や、2024年5月28日～6月7日にドイツ・デュッセルドルフで開催される「drupa 2024」での展示を予定している。