ミマキエンジニアリング 開発中のUV硬化インクジェット式3Dプリンタを披露

3Dプリンタの出力サンプル
3Dプリンタの出力サンプル

ミマキエンジニアリングは3月10日まで、東京ビッグサイトで開催されている『JAPAN SHOP2017』に出展し、開発中の3Dプリンタ「3DUJ-P(仮)」を参考出品している。
「3DUJ-P(仮)」はUV硬化インクジェット方式でアクリル系樹脂を積層していく3Dプリンタ。ミマキエンジニアリングは2015年に3Dプリンタ事業への参入をスタートし、第一弾として自社開発の3Dプリンタを使用したフルカラー造形物の出力サービスを展開してきた。
今回、参考出品している「3DUJ-P(仮)」は、1,000万色のフルカラーと、高精細な造形を実現する。
インクジェットプリンタで培ってきたフルカラーの表現力を活かし、JapanColorに対して89%の色域を再現する。石膏タイプの3Dプリンタでは表現できない彩度を可能とし、クリアインクでデザインの幅も拡げる。

クリアインクで照明のような造形も可能に
クリアインクで照明のような造形も可能に

正確な色表現が要求される業務用プリンタの技術力を転用し、3Dプリンタでもカラープロファイルを採用。色合わせのソリューションも提供する。
水溶性のサポート材を採用することで、水に浸けるだけでサポート材を溶かして除去できる。
内部にカメラも備え、稼働状況を遠隔でも監視できる。
同社は年内の発売を目指している。

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