大王製紙 三浦印刷のTOB開始を発表

大王製紙は三浦印刷の普通株式及び、新株予約権の公開買い付け(TOB)を開始する。

同社は、日清紡ホールディングスの連結子会社である日清紡ペーパープロダクツ等で営む紙製品事業を取得し、同事業をグループに加えることで、同社の成長エンジンであるH&PC事業を中心に、事業の拡大を一層加速させる予定。さらに、今回の取引により、グループの洋紙事業の中で不可分の関係にある製紙部門と印刷部門の両面から基盤事業である洋紙事業を強化する考え。
三浦印刷をグループ内に迎えることで、同社グループでは従前取り扱っていなかったユーザーや製品に係る印刷市場に参入することが可能になり、それらの市場動向や洋紙に求められる品質等の情報も流入しやすくなることで、同社グループの洋紙事業をより市場感のある事業へと転換していくことが可能になるとともに、グループ全体の事業の裾野が広がり、グループの拡大・発展に寄与すると判断し、今回のTOBに至ったという。

買い付け代金は83億6,400万円を予定。
買い付け等期間は4月30日まで。TOB応募が66.67%を超えない場合、全ての買い付け等は行われない。

関連記事

最新記事