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DNP 触感付与する新型加飾フィルム開発

2017.1.18

大日本印刷は、射出成形と同時にその熱圧を利用して樹脂成形品と加飾フィルムを貼り合わせる射出成形加工によって、表面の凹凸で、さまざまな触感も付与できる新型の加飾フィルムを開発した。視覚効果に加えて“触感”を付与できる新たな加飾フィルムとして、自動車などの内装材向けに発売する。

【新型加飾フィルムの特長】

・これまで、同時加飾成形加工では、熱と圧力によって加飾フィルムが金型に押し付けられるため、表面に形成されたテクスチャーが消えてしまい、触感を得るのが困難だった。触感を付与する加工法には、樹脂成形品ができた後に大きな熱圧をかけずに加飾する真空圧空成形があるが、今回、自動車の内装材で主流となっている同時加飾成形加工で触感を付与できる加飾フィルムを開発した。

・フィルム構成を見直し、熱圧を吸収する保護層を設けることにより、同時加飾成形の加工後でも表面のテクスチャーを維持し、触感を付与することが可能。

・主流の製造方法としてコスト面で優れている既存の同時加飾成形加工に対応しており、従来と比べて、低コストで触感を付与することができる。

・金型でテクスチャーを成形する方法と比較して、加飾フィルムを変えることでさまざまなパターンのテクスチャーを付与することが可能となり、柄の自由度が向上する。

同時加飾成形加工でも凹凸を保つ新型加飾フィルムの製造プロセス

同時加飾成形加工でも凹凸を保つ新型加飾フィルムの製造プロセス