コニカミノルタ、ラベル印刷市場に進出

7-15 コニカ コニカミノルタビジネスソリューションズ㈱は、7月3日、東京都港区の本社で印刷・事務機業界報道向けの記者会見を開き、2014年度の業績および2015年度の事業展開を発表した。3年連続で1,000億円の売上を達成し、PP(プロダクションプリント)機販売台数が前年比109%の伸長となった。2015年度は、「感動をお届けする」をテーマにPP事業でラベル印刷市場への連帳ラベルプリンタ「bizhub PRESS C71cf」を2016年春に販売を予定し、今年9月に開催されるIGAS2015では、B2枚葉インクジェット印刷機「KM―1」を国内初出展する。
 今期の事業展開では、①CS向上・期待を上回る価値向上②ES向上・活性化とやる気向上③社内CS向上・社員の連携強化により「CS向上の好循環サイクル」を追求する。PP事業における商業印刷市場においては80~100枚機ミッドレンジ・プロダクションプリンター市場の拡大、新規商品によるビジネス領域の拡大を推進する。
PP事業はカラー機として「bizhub PRESS C1100/1085」、「同C1070//070P」「同C1060」、新製品の「同C71hc」、モノクロ機として「bizhub PRESS2250P」、「同1250/1250P」、「同1052」「同1250/1250P」「同951」をラインナップする。
 今年度は新たに印刷物の高付加価値化・差別化とラベル印刷市場への進出を準備する。ラベル印刷市場に向けて電子写真方式による連帳式ラベルプリンタ「bizhubPRESSC71cf」を2016年春に市場投入を予定。オフセット印刷市場においてはインクジェット方式のB2枚葉インクジェット印刷機「KM―1」をIGAS2015で国内初出展する。さらに仏・MGI社製表面加工機でデジタルUVコーターホイルスタンプ「JETVARNISHFOIL」で表面加工市場への取り組みを始める。同機は7月から本社ビルのデジタルイメージングスクエア(DIS)にデモ機を設置。
 またキンコーズ・ジャパンの事業規模の拡大を推進。直営52店舗、FC14店舗による店舗ネットワークの拡大、24時間、365日のフルサポートで法人営業力強化、オンラインを活用した顧客の業務効率化を支援するICTソリューションを提案する。

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