一誠社 四国各地から404人が来場

レセプションで挨拶する佐々木社長
レセプションで挨拶する佐々木社長

一誠社(佐々木博美社長・高松市田村町36)は5月27日、28日の両日、高松市のサンメッセ香川で「2016 ISSEISHA FAIR」を開催した。“自社の強みを掘り起こす~市場ニーズに共感し~”をテーマに四国各県、中国地方から404人が来場した。
開催前日の26日、高松市内のリーガホテルゼスト高松ではユーザー、出展社が出席して前夜祭・レセプションが開かれた。佐々木社長は「本日、恒例のゴルフコンペが天候に恵まれ楽しんでいただいた。2014年の印刷出荷額は5兆5,365億円と、前年比0.2%減にとどまり需給のバランスも徐々に整い、印刷需要減は底を打った。四国の印刷業界においても、時流を先読みして逞しく歩んでおられ、展示会テーマの“自社の強みを掘り起こす~市場ニーズに共感し~”を実践されている。選択肢を拡大しつつ、機動性を持ち、自社の強みを生かしてニーズを取り込んで、新しい市場を掘り起こす。ISSEISHA FAIRが強みをテコに新たな事業展開の道筋を描けるヒントとなれば幸いである」と開会の挨拶を述べた。

ISSEISHA FAIRは、トピックゾーンで、デジタルラベル印刷機トロージャンのデモンストレーションを行い、POD関連の特殊印刷物を紹介。印刷会社各社の強みを発揮するための各種提案が行われた。また、併催のセミナーは初日、27日10時から日本印刷技術協会(JAGAT)研究調査部長・主幹研究員の藤井建人氏が「2015年の印刷ビジネス動向と2016年の展望」を演題に講演した。藤井氏は2015年の統計数値から印刷市場の好転をうかがわせる数字が散見されることを指摘。印刷ビジネスの動向を振り返りながら、2016年の市場を展望し、様々な領域に広がるビジネスの事例を紹介した。

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