SCREEN GP、MTJN  新社長就任で事業方針発表

SCREENグラフィックアンドプレシジョンソリューションズの馬場恒夫代表取締役社長執行役員とメディアテクノロジージャパン(MTJN)の木谷活代表取締役社長は、4月21日、東京都江東区東陽のホテルイースト21で新社長就任記者会見を行い、今後の事業展開を発表した。併せてdrupa2016のSCREENグループの出展内容を説明した。

SCREEN GPの馬場恒夫社長
所信をのべるSCREEN GPの馬場恒夫社長

馬場恒夫新社長は冒頭、「熊本地震で被災された印刷関連業界の皆様に心からお見舞い申し上げる。SCREENグループは全社挙げてユーザーの皆様の普及に全力を投入している」と述べ、「営業の一線で培ったお客様のニーズをメーカーのトップという立場に生かしていきたい」とSCREENグラフィックアンドプレシジョンソリューションズ(以下GP)の今後の事業展開を明らかにした。

馬場社長は「販売・製造・開発などGPグループ10社は、高い付加価値を持ったソリューションを提供する。幅広い協業、オープンイノベーション、グローバルネットワークの活用を基本に製品ランアップの拡充、ソリューションの強化、新しいマーケットへの展開を推進する。インテグレーション、イメージング、イノベーションという“GPi3”のコンセプトで推進する」と方針を述べ、POD事業、CTP事業、ワークフロー事業、サービス事業、プレシジョン事業への取り組を述べた。

POD事業では、さらなる拡大に向けた開発・販売体制の強化、累計出荷台数2万台を突破したCTP事業の付加価値印刷への対応、ワークフローシステムEQUIOSの機能強化、ソリューションの拡大、サービス事業における装置販売、消耗品販売、メンテナンスサポートの循環型ビジネス、新規の開発投資、プレシジョン事業では露光装置、検査装置の展開を推進する方針を述べた。

方針を語るMTJNの木谷活社長
方針を語るMTJNの木谷活社長

国内販売会社のメディアテクノロジージャパン・木谷活代表取締役社長は「国内販売は5期連続で増収増益を達成している。MTJNグループとしてGP製品の販売を拡大し、将来に向けた投資で成長性を追求する。既存事業への領域拡大、成長路線を描き、グローバルに商材を発掘して“お客様第一”を貫き、グループを超えた人材教育を行っていきたい」と方針を示した。

具体的にはPOD製品、CTP・WF製品の販売拡大、新製品・新分野への挑戦、PE事業の販売拡大、ホワイトカンバスMON-NAKAの活用、全国縦断トレンドセミナーの定期開催、レディバードクラブなどを開催する。

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