桜井グラフィックス 岐阜工場新技術発表会に国内外から262社410人

桜井GS_工場内覧会㈱桜井グラフィックシステムズは、4月13日から16日まで、岐阜県美濃市の同社岐阜工場で「第6回岐阜工場新技術発表会」を開催し、国内・海外から262社、410人が来場。オフセットとスクリーン印刷を融合する新技術発表会として大きな反響を集めた。

また純正オーバーホール中古印刷機の即売会や、新導入の横型複合加工機Mazacの最新生産ラインも披露された。

横型複合加工機Mazakの生産ラインも紹介
横型複合加工機Mazakも紹介された

発表会では、新製品および新技術として、菊半栽2色オフセット印刷機「オリバー266SI(セミパイル)」、ダイレクト駆動シリンダースクリーン印刷機「MS-110-DDS」、四六半裁5色オフセット印刷機「オリバー580-SD+水なしLED-UV」(乾燥装置)、菊半栽複合加工機「オリバー66RRCS(マグネットシリンダー仕様)」、新技術のスクリーン印刷用電子式UV乾燥装置、LED-UV乾燥装置コンビネーションシステム、CCDカメラ印刷位置補正装置、ロールツーロールスクリーン2色印刷ライン「MSDR-60」、シリンダースクリーン印刷機「MS-80-AⅡ」、マグネットシリンダー仕様)が披露された。

国内外から多くの人が来場(左:桜井社長)
国内外から410人が来場(左:桜井社長)

桜井社長は「メーカーの使命である技術開発の成果を発表した。お客様からの要望や課題を全てデータベース化して製品開発を行っている。お客様と培ってきた技術の集大成が新技術発表会となっている。300社近い国内と海外のお客様が訪れた。海外からは30カ国、50人のお客様が来日された。桜井はスクリーンとオフセットを持つ世界唯一のメーカーであるが、サービス業的な機能も追求している。会場では設計者も配置し、お客様とマーケットニーズに合わせた提案を行う」と新技術発表会の狙いを語った。

桜井GSまた会場では、オフセット印刷機は新製品の菊半栽2色オフセット印刷機のオリバー266SI(セミパイル)」、四六半裁5色印刷機インラインコーター「オリバー580SDC LED-UV(乾燥装置)」、菊半裁2色機両面兼用オフセット印刷機「オリバー266SIPセミパイル」、抜き・筋押し・複雑なミシン加工・ナンバーリングに対応する菊半裁複合加工機「オリバー66RCS」(マグネットシリンダー仕様)を実演。特に四六半裁5色オフセット印刷機オリバー580SDC LED-UV(乾燥装置)は、5色機の排紙部にLED硬化装置を取り付け、理想的な省エネ印刷を披露した。

その他に、ダイレクトサーボシリンダー式ロールツーロールスクリーン印刷機、水なし印刷対応のオフセット印刷機、スクリーン印刷用LED-UV乾燥システム、桜井純正オーバーホール中古再生機など多彩な新技術と製品を展示。来場者は、岐阜工場の3D-CAD、三次元測定器、FMSライン、太陽光発電システムなどの生産工程も見学した。

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