共同印刷 東山魁夷 マスターピース コレクション第2弾 《 金太郎 》を限定500部で発売

共同印刷は、東山魁夷 マスターピース コレクション「金太郎」を限定500部のエディションで制作、販売を開始する。同コレクションは、アクリルガラスで本紙を圧着することで作品に透明感と奥行きを与える、新感覚の美術工芸作品。

東山魁夷画伯は、1929年から4年間、本名である東山新吉の名で、大正時代を代表する絵雑誌「コドモノクニ」などの挿絵を描いていた。実家の経済状態悪化のため自活の道を探ってのことだが、発表された作品は活き活きと力に満ち、子どもたちのためにと心を込めて描かれたことが窺える。

魁夷は1947年に「残照」で日展の特選を受賞し、翌48年には審査を経ずに日展へ作品を発表できるようになった。「金太郎」はその翌年、1949年に描かれた作品。画壇に認められた精神的な余裕を反映してか、子どもたちへの温かな愛情とともに、大らかなゆとりが感じられる。

本作「金太郎」は、複製技法に「彩美版プレミアム」を採用。原画の繊細な色合いや鮮やかな発色を効果的に表現して作品を美しく彩る最新技法で、心温まる童画の世界を再現している。

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