シンク・ラボラトリー 業界初、VOCレスの水性インキ専用インクジェットプリンターを発表

シンクラボ
水性インキ専用インクジェットプリンターFXIJ-1 AQUA

シンク・ラボラトリーは、世界初でVOCレスの水性インキに対応したロールtoロールのフィルムインク ジェットプリンター「FXIJ-1 AQUA」を発表した。幅540㎜のPET など従来型の基材にそのまま対応し、 グラビア印刷でカバーしにくかった2,000m以下の小ロット印刷を、タッチパネルによる簡単操作で柔軟に出力 することが可能となる。また制御パネルには、最新の画像処理ソフト「PACKZ」を標準搭載し、デザインデータから最終データ作成までのプロセスを一貫して処理できる上、部分修正まで本機上で対応可能。さ らにオンデマンド機を活かした、個別デザインによるバリアブル印刷にも対応する。

インキは花王株式会社との共同開発によるVOCレスの水性インキを採用。これまでのグラビア印刷による食品パッ ケージに活用できる上、従来型の油性グラビアインキや、UVインキと比較しても飛躍的な安全性と作業環境の 快適性を備える。また画質面でも600dpiの解像度と水性ならではの階調表現により、グラビア印刷と比 較しても遜色ない品位を備える。

同機は5月末からドイツで開催される「drupa2016」で概要と印刷サンプルの展示、配布を行うほか、10 月開催の「TOKYO PACK2016」で実機展示を予定。専用インキと合わせて2016年内の発売を目指し て開発を進めている。

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