吉田印刷所 分割印刷で修正リスクを低減、「直せるカタログ印刷」を開始

image005  吉田印刷所(新潟県五泉市)は、総合カタログなどのページ数の多いカタログ印刷の運用を支援できる印刷サービス「直せるカタログ印刷」を開始した。

総合カタログは情報量が多いため制作中のチェックミスや指示ミスなどで、印刷物が完成し、使い始めて初めてミスに気づくことがある。同社のアンケート調査では、「完成後に間違いが発見されるなどの理由で修正指示をされたことがあるか?」という質問に対して「毎回ある」、「ときどきある」と答えた方が合わせて61.5%と半数を超えた。修正があるとの回答の中で、完成後2週間以内という短い期間に修正指示があった割合も80.0%と非常に高い。

修正する際には、訂正シールを作成し貼ったり、訂正・新情報の案内パンフレットを作成し差し込んだりと、印刷コストが追加される。また、市場動向により思ったよりカタログの使用数が少なかったり、多かったりする場合も、改訂印刷のタイミングによっては印image006刷コストが追加されてしまう。

同社では、「使う分だけ印刷して、後で使うものは後で印刷する」というコンセプトのもと、一括で印刷せず、分割して印刷することにより修正のリスク低減を提案。「直せるカタログ印刷」としてサービスを始めた。

「直せるカタログ印刷」は、複数回に分割して印刷してリスクを分散させると同時に、更新する機会を作り、正確な印刷物を作成することができる。これにより、

①納品後に間違いが発見されても、分割した印刷の2回目に修正作業を行うことで、間違った記載は初回印刷分に限定され、被害を最小限に抑えられる

②納品を分割することで、納品場所を大量に確保する必要がなくなる

③納品を分割することで、請求金額も印刷した分だけとなり、分割支払いが可能になる

④最終的に当初の予定数よりも少ない部数しか使用しないと分かった場合は、当初の予定数から変更できる

⑤最終的に足りなくなっても、同単価で追加印刷ができるので、必要な部数だけを作成できる

などのメリットが得られる。

▽直せるカタログ

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