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アーリークロス ウィズコロナ時代のノベルティ「販促マスク王国」~ 名入れ、全面印刷、フルカラー対応

2021.4.30

マスク王国のトップ画面

マスク王国のトップ画面

ふせん紙王国」や「メモ帳王国」などノベルティのECサイトを運営する株式会社アーリークロスは昨年、新たに「販促マスク王国」を立ち上げた。ポリウレタンマスクや不織布にワンポイントもしく全面印刷するオリジナルマスクのECサイトで、小ロットからの受注に対応した自社印刷体制による短納期が特徴となっている。

 

同社は2008年に創業し、ノベルティ事業とECサイト事業を展開している。2012年に開設した「ふせん紙王国」は同社の看板サイトで、小ロットから大ロットまで多種多彩の形状のオリジナルふせんを販売している。このほかクリアファイル、メモ帳、リングメモ、カレンダー、マイクロファイバー、うちわ、ボックスティッシュ&ウェットティッシュ、クリップ、マグネットなどノベルティの専門サイトを立ち上げている。

 

昨年4月には新たな生産拠点を設けて、設備を導入したが、新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言や、対面営業・展示会の自粛などからノベルティ需要が減少。同社の佐藤智裕社長は、「ゴールデンウィーク明けから生産が思うようになりませんでした」と大きな影響を受けた。ふせん紙の増産と、ファイバークロスの印刷生産の強化を図ったものの、戦略の変更を余儀なくされた。

 

ポリウレタンマスクに印刷

ポリウレタンマスクに印刷

昨年7月には2019年10月に立ち上げた印刷通販サイト「販促マスク王国」で、夏に向けた「接触冷感マスク」、「接触涼感マスク」を発売してテコ入れに着手。不織布マスクにチラシを封入したアイテムだけだったが、ポリウレタンへの名入れ印刷を開始した。ポリウレタンなどの素材を扱い始めたのは顧客からマスクにワンポイントで印刷できないかとの相談がきっかけだった。すでに設置済みの昇華転写プリンターやプレス機、熱転写プレス機などを利用し、マスクへの印刷に挑戦。 品質面や安全面からも十分に対応できると判断して販売を決断してECサイトに商材を加えた。

 

生産が軌道に乗り始めたのは「芸能人やスポーツ選手がワンポイントで絵柄やロゴが入ったマスクをし始めたころから需要が上向きました」という8月中旬以降。マスクへの印刷需要が増えるとともに、ファイバークロスへの印刷を想定して導入した大量生産向けの設備がマスク印刷で稼動し始め、現在では月産10万枚の生産能力で対応している。新しい生産拠点の開設を見込んで採用した人員をマスク部門に振り分けたことで、新たなリソースの投入が最小限で済んだ。

 

短納期・小ロット対応

 

一つずつ個包装で発送

一つずつ個包装で発送

同社のオリジナルマスクは、海外生産の業者に比べ、国内拠点での印刷・発送のため、納期やロットの柔軟性が高い。同社に発注する多くが印刷会社やデザイン会社、広告代理店、ノベルティ販売業者。ステーショナリー系のノベルティ需要が減少する中、ウィズコロナ時代に適合した新たな商材を求める業者からの相談も増えている。

 

「販促マスク王国」の商品数は幅広い。素材は不織布とポリウレタン、ポリエステル+コットンで、「やわらかエチケットマスク(名入れ、全面印刷、無地、台紙)」、「やわらかエチケット3Dマスク(名入れ)グレー、ブラック、ネイビー」、「やわらかエチケットマスク子供用」、「立体フィットマスク」、「アジャスター付きエチケットマスク」、「アジャスター付き立体コットンマスク」、「立体コットンマスク」、「不織布マスク名入れ印刷」、「粗品・御年賀 やわらかエチケットマスク」、「粗品・御年賀立体フィットマスク」、「接触冷感マスク」、「接触涼感マスク」など多彩。いずれも個別OPP袋で包装され、取扱説明書とセットで納品している。オリジナルラベル付きや、3枚包装、5枚包装などの商品も用意されている。

 

このほか「販促マスク王国」では関連製品として、フェイスシールドやマスクケース、マスククリップ、マスクシールも取り扱っている。フェイスシールドやマスクケースは名入れが可能。「オリジナルラベル+アルコールウェットティッシュ」、「オリジナルラベル+除菌液パウチ」、「アクリルドアオープナー」、「スプレーボールペン」なども受注している。

 

納期はスタンダードの「やわらかエチケットマスク(名入れ印刷)」の場合、300枚まで6営業日発送。同製品は30枚からの受注に対応する。1,000枚発注時の単価は1枚約239円。無料のデータ制作サービスや法人向けの後払い決済サービスなどで発注しやすくなっている。

 

「販促マスク王国」のオリジナルマスクはノベルティ以外にも、スポーツ観戦グッズやアーティストグッズ、同人イベントなどの“物販品”、小売店、飲食店、旅館、ホテルなどの“店舗スタッフ”、公共施設や福祉施設などの“施設スタッフ”の用途でも使われている。

 

佐藤社長は「今後もマスクは成長すると思いますが、いずれは落ち着いてくると思います。コロナ禍が過ぎ去った後でも、お客様のお手伝いができる商材を考案中です」と、当面、オリジナルマスクの印刷に注力しながら、新たなノベルティの創出を考えている。

 

株式会社あーりクロス

販促マスク王国

https://www.mask-hansoku.com/