富士フイルム 新ワイドフォーマットインクジェット2機種、SGIA Expoに出展

fujiFUJIFILM North America Corporation(以下FNAC)のグラフィックシステム部門は、11月4日から6日にかけて米国ジョージア州アトランタで開催された『SGIA Expo 2015』に出展し、ワイドフォーマットインクジェットの先進的なソリューションを紹介した。

『SGIA Expo』はワイドフォーマット分野における全米最大の見本市で、デジタル印刷やスクリーン印刷を支援する業界団体「SGIA」(The Specialty Graphic Imaging Association)が主催している。7回目の開催となる今回は、2009年の第1回以来最多となる2万3,000名以上を動員した。

富士フイルムは、「Now You Can Win More Work」(仕事はもっと勝ち取れる)をテーマに約465平方m のブースを展開し、『Inca Onset X』シリーズと『Uvistar Hybrid 320』(参考出品)という2つの世界初出展機種でライブデモを実施。米国、カナダはもちろん、メキシコや中南米、アフリカ、パキスタン、英国など、世界各地からの来場者でにぎわった。

来場者の関心はとりわけ、Inca社製の高品質フラットベッド印刷機『Onset X』シリーズのハイレベルな生産性能に集中した。『Onset X』はInca 社の先進的な「スケーラブル・アーキテクチャ」コンセプトの最進化形。FUJIFILM Dimatix社製プリントヘッドとFUJIFILM Speciality Ink Systems製UVインク『Uvijet』を最大14チャンネル組み合わせることで、求められる生産能力を実現する。拡張性の高い「スケーラブル・アーキテクチャ」の採用により、ユーザーは『Onset X』の生産性、色数、品質を目的に応じて組み合わせ、変化の激しい生産要件に柔軟に対応することができる。

3.2m幅のフラットベッドとロールプリンターを組み合わせた、もう一つの最新機種『Uvistar Hybrid 320』にも多くの来場者が集まり、195平方m/時という生産スピードを間近で体感した。プリントヘッドはFUJIFILM Dimatix社製のものを採用、『Uvijet』と組み合わせることで、フルグレースケールを圧倒的な品質で出力。色域も一段と拡大し、より鮮やかな色再現が可能になった。

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