印刷業界ニュース ニュープリネット

桜井グラフィックシステムズ 岐阜工場で新技術発表会を開催、4月14日から17日まで

2020.3.13

桜井GS_桜井社長

「アナログとデジタルの融合」テーマに新技術発表会

4月14日~17日、サクライ岐阜工場

 

桜井グラフィックシステムズは、4月14日から17日まで、岐阜県美濃市の岐阜工場で「第10回サクライ岐阜工場新技術発表会」を開催する。開催に先立ち、「アナログ(シルクスクリーン)とデジタル(インクジェット)の融合をテーマにお客様と共に製品開発と新しいマーケットを開拓する」と語る桜井隆太代表取締役社長に、発表会の狙いを伺った。

 

「アナログとデジタルの融合」テーマの市場背景

 

全自動スクリーン印刷機+ホットフォイル加工検査ライン

全自動スクリーン印刷機+ホットフォイル加工検査ライン

新技術発表会はリーマン・ショック以降、過去9回開催してきました。第10日目を迎える今回は「アナログ(シルクスクリーン)とデジタル(インクジェット)の融合」をテーマに、これまでの集大成として、デジタル技術と応用範囲の広いアナログ技術を組み合わせた新製品を発表します。

そのテーマに沿って開発されたのが全自動スクリーン印刷機「DMS-80SD-EXT」と、全自動スクリーン印刷機+ホットフォイル加工検査ラインです。

 

粉撒き装置(DMS-80SD-EXT)

粉撒き装置(DMS-80SD-EXT)

トータルラインコンソール(DMS-80SD-EXT)

トータルラインコンソール(DMS-80SD-EXT)

EXCITE(EXTRA COMBINATION OF INKJET TECHNOLOGY)は、〝エキサイト〟をコンセプトにインクジェット装置と全自動シルクスクリーン印刷機の技術を融合させた製品を今回の新技術発表会で披露します。

世界的なスポーツウエアのメーカーはサクライのスクリーン印刷機を標準機としています。スクリーン印刷機でロゴマークやピンポイントのデザインを転写印刷します。お客様とクライアントから様々な課題をいただき、それらをカタチにしたのが今回の新製品です。

トータルラインコンソール(DMS-80SD-EXT)

トータルラインコンソール(DMS-80SD-EXT)

 

シルクスクリーンとインクジェットをテクノロジー・ミックスし、インクジェット印字、白打印刷、糊打印刷を一貫製造工程でワンパス生産します。これまでは別工程で行っていた転写印刷がワンラインで製造でき、生産管理が容易になり、生産性は飛躍的に高まり、オペレーターも従来の5人から2人になります。

 

 

もうひとつの新製品が昨年発表した箔押し加工を高機能化した全自動スクリーン印刷機+ホットフォイル加工ラインです。

MS-102AX+LQMEVOLUTIONライン

MS-102AX+LQMEVOLUTIONライン

おかげさまで日本や海外で多く採用されています。新製品はイタリアのメーカーとアライアンスを組んでさらにグレードアップしました。お客様から要望が多かった箔の消費量を極力少なくしたいという課題を解決して検査装置を搭載した一貫製造ラインです。

ホットフォイル加工印刷機を導入されているのは、従来の箔専門の会社ではありません。箔を外注していたオフセット印刷、パッケージ、紙工、カード印刷の会社が導入されています。

新箔押し機(MS-102AX+LQM-EVOライン)

新箔押し機(MS-102AX+LQM-EVOライン)

箔の機械を持っていなかった会社がスクリーン印刷機を導入して箔のマーケットを開拓しているわけです。著名化粧品会社やお菓子の会社は、その技術を高く評価され、印刷会社と一緒にパッケージデザインの開発に取り組んでいます。クライアントを巻き込み、新しい箔加工を化粧品会社と印刷会社がパッケージの新しいデザイン手法を開発されているのです。

 

アナログとデジタルのテクノロジー・ミックス

マーケットニーズが高い小ロットの箔加工は、デジタル箔よりも低コストで、厚盛り加工が出来ることが特徴です。またスクリーン印刷はニスを使わないので匂いが出ないことから食品業界にも進出できるということが分かりました。
新しい技術や製品はお客様が求める要件を満たすための手段にすぎません。私たちは業界で存在していない技術と製品化することに注力していますから、刻々と変化する客様の要望を製品化し、お客様が利益、投資効果を得て頂くことが私たちの最も喜びとするところであります。
リーマン・ショックまで当社の主力はオフセット印刷機であり、売上げの大部分はオフセット印刷機でした。印刷業界が構造不況になってから当社も4期連続の赤字が続き、新しいマーケットを開拓すべく、コア技術であるシルクスクリーンに経営資源を集中しました。ベースとなったのは謄写版の自動化技術です。弊社の桜井美国会長がアメリカから導入していたシルクスクリーン印刷技術があり、横展開して新しいマーケットをお客様と共に作ってきました。

新製品発表会は、お客様と共に開発してきたシルクスクリーンとオフセットを横展開した技術を披露する場となっています。現在、当社の利益の大半はシルクスクリーン印刷機です。紙メディアの印刷技術はその一つですが、中心は車、弱電、セキュリティ、バイオセンサーの業界であり全く新しいマーケットの顧客層となりました。

UPGADEMSDR-30+UDDV+HOTシリンダー型ロールツーロールスクリーン印刷機

UPGADEMSDR-30+UDDV+HOTシリンダー型ロールツーロールスクリーン印刷機

おかげさまで今年3月期まで8期連続の黒字経営を続けています。サクライはシルクスクリーン印刷をベースにペースティング、コーティング、ドローイング、紙やインキ、材料にこだわらない様々な技術開発を展開させるサービスメーカーです。競合メーカーのある技術は価値を持ちません。

 

サクライはお客様のニーズから機械を開発し、改良を加え、リメイクしてお客様だけの特注機を製造する、サービス業的体質の個別の企業や特定の業界のニーズを具現化するモノづくりメーカーです。

シルクスクリーンは空気や水以外に印刷が出来ます。スクリーン印刷技術の横展開は、新しいお客様との出会いをもたらしています。受注産業の印刷業はお客様からの注文が同じものはありません。私たちはお客様の要求に沿った機械を作る特注機を作り、視線はお客様に、メーカーからサービス業に変わっていったのです。

 

シルクスクリーン技術を横展開してマーケット開拓

 

シルクスクリーン技術を横展開した結果、多くのビジネスチャンスをお客様と共に作ってきました。お客様のニーズや要求が私たちにテーマや課題を与えました。技術先行型ではなく、必要な機能に絞り込んで提案をしてお客様が困っているものを製品化していくことがサクライのモノづくりです。例えばイメージセッターはメーカーの都合で製造を止めてしまったのですが、お客様のニーズからイメージセッターを復活させましたが、よく売れています。
自動スクリーン印刷機は開発と技術監修をイギリスのインクジェットメーカーと組み、当社が製品化しました。インクジェット装置搭載の全自動シルクスリーン印刷機は生産性という顧客のニーズを満足させ、転写印刷の一貫生製造を可能にしました。技術的に歩留まりや生産性を高め、お客様に新しいマーケットを開拓する提案をしています。

UPGRADESSW-104スクリーン版洗浄装置

UPGRADESSW-104スクリーン版洗浄装置

 

 

サクライは開発に際して3つの行動指針を持っています。ひとつは人の役に立つこと、2つ目は競合のある技術は価値を持たないということです。既存技術はゼロから始めるよりも買ったほうが良い。競合しない技術こそが価値を持ち、お客様に貢献します。3つ目はCS(顧客・カスタマー)サプライズです。不満を持つお客様に満足していただくためには、お客様が気付いていない潜在的なマーケットを提案していかなくてはなりません。

私たちは技術を提供し、お客様はその技術を使って新しいマーケットを開拓します。サクライは競合メーカーを見るのはなく、お客様を見て製品開発を行っています。想像を超える新しいマーケットを提案する新技術発表会を見て頂き、お客様と共に新しいマーケットを作ってまいります。

 

 

第10回サクライ岐阜工場新製品発表会を開催

 

桜井グラフィックシステムズは、4月14日から17日まで「 第10回サクライ岐阜工場新技術発表会」を開催する。アナログ技術(シルクスクリーン)とデジタル技術(インクジェット)を組み合わせた新製品を発表する。

サクライと英国、イタリア、デンマークのメーカー、ベンダーが連携して「DMS-80SD-EXTストップシリンダー型全自動スクリーン印刷機インクジェット装置搭載2色ライン」、ファイル加工機「MS-102AX + LQM-105 EVOLUTION + SI-102INシリンダー型スクリーン印刷機 + ホットフォイル加工ライン」の新製品を発表する。

DMS-80SD-EXTは、複合的な熱転写シートの印刷加工をワンパスで行う。衣類への転写を目的とした図案をインクジェット4色で印刷し、白打ち・糊引とホットメルトパウダーのためのニスをスクリーン印刷する。印刷された場所のみにパウダーが散布され、熱転写シートをワンパスで作成する。

全自動スクリーン印刷機ホットフォイル加工・印刷検査ラインは、昨年発表の箔押し加工機LQM-105を高機能化したもの。箔機能、全面張りや多面付けを実現している。箔の型を使用しないことから汎用性や低コスト性に優れ、3インチコアの採用で箔の交換頻度を低減させ、交換を片側から可能とした。ホットフォイル加工後には検査装置により不良検知を行い、品質管理を万全としている。

 

【新技術発表会 概要】

日時:2020年4月14日(火)~4月17日(金) 午前10時~午後5時
会場:桜井グラフィックシステムズ 岐阜工場(岐阜県美濃市亀野町3951)

 

◎出展機種 新製品◎
DMS-80SD-EXTストップシリンダー型全自動スクリーン印刷機インクジェット装置搭載2色ライン

MS-102AX+LQM-105 EVOLUTION+SI-102INストップシリンダー型全自動スクリーン印刷機+ホットフォイル加工+検査ライン

UPGRADE MSDR-30+UV+HOTシリンダー型ロールツーロールスクリーン印刷機(25μm厚対応)

UPGRADE SSW-104スクリーン版洗浄装置

MF-80VIIフラットベッド型全自動スクリーン印刷機

◎その他の出展製品◎
MS-110DDS+CCDサーボ駆動シリンダー型スクリーン印刷機

OL-266SIP+ナンバー(菊半裁2色両面兼用オフセット印刷機ナンバー装置搭載)

OL-266RCSロータリー複合加工機

SIS-1800フィルムセッター

 

【問合先】

株式会社桜井グラフィックシステムズ

東京本社 ℡03-3643-1131
詳細はホームページで紹介 https://www.sakurai-gs.co.jp/news/2020/1.html