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IDTechEx プラスチック素材についてグリーンテクノロジーとポリマーリサイクル市場分析を発表

2019.12.26

IDTech社は、同社のシニア テクノロジー アナリストである Dr.Bryony Coreの、 プラスチックの課題に関する最新記事(グリーンテクノロジーおよびポリマーのリサイクル: 市場分析 【2020-2030年】)を発表している。その概要を紹介する。

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プラスチックはあらゆるところに存在します。

スーパーマーケットにあるのは、食べ物が腐らないようにするためです。

車を軽量化しているのは、合成を重ねているためであり、フライパンの内側を覆っているのは焦げ付き防止処理のためです。

あるいは、ワークアウトギアの内側にあるのは、背中から汗を発散させるため、自転車用ヘルメットの中にあるのは、衝突の衝撃を吸収するためです。そして、医療機器の中にあるのは、滅菌できるため。

 

一方、リサイクル用分別箱の中にあるのは、使い終わったためです。

さらにごみ箱の中にあるのは、リサイクルができないため(しかし、少なくとも包装にはリサイクルに取り組んでいると書かれています)。

東南アジアに向かっているのは、新しいプラスチックとして再利用できるためであり、ブロックで積み上げられているのはリサイクル業者のキャパが足りないためです。

埋め立てに使われてきたのは、汚れすぎてリサイクルができないため。海に流出しているのは、リサイクルせずに投棄されたためです。

そしてテレビのドキュメンタリー番組で取り上げられるのは、動物が食べ物と間違えてしまっているためであり、水道水に入っているのは粉砕され、ろ過除去できないマイクロプラスチックになったため。

また呼吸する空気の中に存在するのは、これら粒子が風によって吹き飛ばされたためです。

 

プラスチックはあらゆるところに存在します。 それが問題です。

消費者と産業界が共に懸念する、プラスチックが環境中に長期間にわたって残留する問題に取り組もうという大きな動きがあります。しかしながら、現代人にとってプラスチックが変革をもたらす素材であることは否定できません。

合成されたポリマーの中には、食べ物の腐敗を即座に止めたり、人類が宇宙へ行くことを可能にしたり、救命機器に不可欠な特性を持つものがあります。なので、プラスチックに関する問題の一部はおそらく、それを使用した後の扱い方や管理の仕方にあるのです。それは、プラスチックにはこの万能な素材を使うことでしか実現できない用途が多いからです。

過去数十年の間、科学者たちは新しいポリマーの合成に創造的に取り組んできました。しかしこの素晴らしい素材の廃棄物管理は、そのレベルにはまだ追いついていません。

 

ID_F6機械的リサイクルには、化学的な課題だけでなく、社会的・経済的な課題も伴います。強い意志を持ってゴミの中からプラスチックを入念に分別する人達がいたとしても、機械的リサイクルでは滝のように流れ落ち、もはや再利用が不可能になるほどの質の悪いポリマーを排出し、埋め立てに使われたり焼却処分されるというのが実際のところです。

世界中にはプラスチックが耐用年数に達した後に、それらをどう管理すべきかという、手ごわい問題・課題に向かって立ち上がっている企業が複数あります。ポリマーリサイクルのイノベーションが数多く起き始めています。

これらには「溶媒抽出などの物理的リサイクル技術の改善」、「プラスチックを燃料に変換する熱分解など化学的リサイクル技術」、「ポリマーを分解して純度の高い出発原料に再生し、再びプラスチック製品をつくれるようにする脱重合」などがあります。

 

これら各テクノロジーの利点、あるいはこれらテクノロジーがどのポリマーと互換性があるのか、テクノロジーを開発しているのは誰で、商業的成功までどれくらい進んでいるのか。

IDTechExの最新レポート「グリーンテクノロジーおよびポリマーのリサイクル: 市場分析 (2020-2030年)」は、これらの疑問を一般的なポリマーリサイクル市場のより広範な背景と共に取り上げている。なお、IDTechEx調査レポートを購入すると30分のアナリストタイムが提供され、直接アナリストにレポートに関する質問が可能。

IDTechExの調査レポートは、IDTechEx日本法人 アイディーテックエックス株式会社から購入できる。希望する人にはサンプルページ を送付している。。

【IDTechEx調査レポート 問い合せ先  m.murakoshi@idtechex.com 】