大日本印刷 内容量を増やした電子レンジ包材

大日本印刷は、蒸気口部分の形状を改良することにより、包装材の外形や寸法を変えずに内容量を増やし、充填適性を改善した新形状の「DNP電子レンジ包材(自動蒸通タイプ) アンタッチスルー」を開発した。

新製品は、従来の外形寸法のままで、容量を16%増加するとともに、蒸気口部分の形状を改良することで内容物の充填適性を改善。これまで充填が難しかったじゃがいもや人参などの大きな具材も充填可能になった。これによりスープやカレーのほか、最近市場が伸びている惣菜などのパウチにも対応する。パッケージの最表層には、バリアフィルム「DNP透明蒸着フィルム(IBフィルム)」を使用しており、充填後も酸素や水蒸気に対する高いバリア性を維持することで、賞味期限の長いレトルト商品にも対応する。

新製品は、宮島醤油(佐賀県)の「宇都宮野菜餃子カレー」に採用された。DNPは、本製品を食品メーカー中心に販売を開始するとともに、電子レンジ包材のラインアップを充実させ、2018年までに20億円の売上を目指す。

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