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ハイデルベルグ・ジャパン ポストプレスの力を提案した「Power of Postpress with Push to Stop」盛況

2019.6.20

ハイデルベルグ・ジャパンは、6月13日と14日の2日間にわたり、東京品川区のハイデルベルグ・ジャパン東京本社カスタマーセンターで、オープンハウス「Power of Postpress with Push to Stop」を開催し、印刷の再定義とポストプレスの力を提案した。

現在、メディアミックスが進む中、五感に訴えることができる紙媒体の価値を見直しが始まっている。中でも、大きな力を発揮することの一つに紙媒体の形状があり、その創造をしていくのが”ポストプレスの力”であるとのことから、会場ではポストプレスが実現出来ることが最大限に紹介された。

ポーラーの全自動断裁機でスムーズに断裁

ポーラーの全自動断裁機でスムーズに断裁

特に、人材不足や働き方改革などを背景に、高い品質でも、効率よく、スピーディーに提供することが求められている。そこでポストプレスの現場において、自動化と効率化を実現にする後加工機やそれに関連するソリューションが提案された。

 

会期中は、①デモンストレーション、②セミナー、③製本見本市の3部構成で行われた。

1日に3回行われたデモンストレーションでは、ポーラーの高速断裁機、スタールの紙折り機、カーマの箔加工機や新製品のフォルダーグルアーなどが実演された。

ページの厚さに応じた配置が簡単に行えるスタールフォルダー

ページの厚さに応じた配置が簡単に行えるスタールフォルダー

断裁では、全自動断裁システムにより、多面付けされた断裁も効率的にカットされ、生産量が増加しても省力化できる環境になることが紹介された。生産システムを統合するプリネクトプロダクションマネージャーにも統合すことで効率化も実現。作業の標準化が進み品質の向上も可能になる。

紙折り機の実演では、「A5サイズ・32ページ」と「A4サイズ・6ページ」を連続して生産した。レールが敷かれているためページの量に応じて簡単にデリバリー部を調整できる構造になっているなど、柔軟な生産環境が実現する。

フォルダーグルーアーの新製品KAMA FF52

フォルダーグルアーの新製品KAMA FF52

また 新製品のフォルダーグルアー「KAMA FF52」も出展。ショートラン対応で、全自動セットアップ機能を搭載している。ストレート箱、底ロック箱、ピローボックスに対応。糊検査装置、接着面のバーコード検査、紙面検査もつけることができ、不良品排出システムも搭載している。

 

セミナーは、会期中、3つのテーマで行われた。

セミナーではKH82-P導入や自動断裁システム、印刷物の魅力を作り出す紙加工などが語られた

セミナーではKH82-P導入や自動断裁システム、印刷物の魅力を作り出す紙加工などが語られた

製本のプロ3社が語る「圧倒的なページ折りの生産性で未来を創る~KH82-P導入事例を紹介~」では、旭紙工の橋野昌幸氏、藤原製本の藤原智之氏、九秀製本ドットコムの宮地啓一氏が登壇。スタールフォルダー導入ユーザーとして、導入メリットや狙いを語った。いずれも折りの専門業者が減少していること、効率的な製本・後加工の実現を目指して導入したことが語られた。

その他のセミナーとして、古宮製本の古宮芳昭氏が「労働負荷削減と効率化の両立のために~自動断裁システムPACEがなぜ必要なのか?~」を、篠原紙工の篠原慶丞氏が「紙加工の未来はどこにあるのか?~これからの時代の印刷物の魅力を作り出す~」をテーマに講演した。

ペーパークラフトイトウの見本

ペーパークラフトイトウの見本

 

製本見本市では、製本・後加工を専業としながらも、様々な加工サービス、製造サービスを行っている企業が並んだ。『うんこ漢字ドリル』の後加工を行っている古宮製本、断裁と折りをあわせたオリジナルなものづくりを得意とする当矢印刷、特殊加工と断裁を合わせた販促物やグリーティングカードなどを紹介したペーパクラフトイトウ、オリジナルのクリアファイル製造も行っているナカバヤシ、箔と4色印刷をあわせたクオリティの高い印刷物を出展したハタノ総合印刷、厚い本から薄い本あるいは特殊製本まで様々な需要に応える共同製本グループではカレンダー製本や豆本など特長ある製本加工を紹介した。

多様な製本ニーズに対応している共同製本グループ

多様な製本ニーズに対応している共同製本グループ

その他に、旭紙工、笠間製本印刷、木戸製本所、篠原紙工、船場印刷、大成美術印刷所、多田紙工、田中紙工、中正紙工、NACAMURA、藤原製本など出展し、自社のサービスをアピールした。