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凸版印刷 図書印刷を完全子会社化

2019.5.15

凸版印刷と図書印は、凸版印刷を親会社とし、図書印刷を凸版印刷の完全子会社とする株式交換契約を締結した。これにより、図書印刷は、凸版印刷の完全子会社となる。(同株式交換の効力発生日は今年8月1日)

今後、両社は、トッパングループ全体の総合力を結集させていくことで対応が十分でなかった分野を補完し合い、販売と製造を始め様々な分野でシナジーを発揮していくとしている。

 

背景には、経営環境の厳しさが増していること、想定以上にペーパーメディアを取り巻く環境が急激に変化していることなどがあり、両社ともグループシナジーを更に発揮する必要性を考えていたとしている。

なお両社は、1970 年に業務提携契約を締結し、2007 年10 月には、図書印刷は凸版印刷の連結子会社化されている。さらに2009 年2月に凸版印刷が株式を追加取得。その後は事業協力環境のもと企業理念の共有化を図り、図書印刷の物流子会社と凸版印刷の物流子会社との合併による物流業務の統合や、トッパングループ全体の生産設備の再配置を推進する等の製造間連携など、人事・技術面の交流や各種諸制度の統合を通して競争力の強化を図ってきた。

今回のことで、販売面では、両社の販売体制を維持することを前提に、図書印刷は、顧客のデジタル化支援能力を始め凸版印刷が有するサービスやソューションを活用し、図書印刷の顧客が持つ課題の解決を支援することで顧客との更なる信頼関係を醸成し、事業領域の拡大を図る。製造面においては、図書印刷の生産管理機能等の製造間接部門を凸版印刷に統合し、トッパングループが有する全国の工場の充足状況に鑑みた適地生産の実現によって製造体制の効率化を図っていく。

併せて、市場規模に合わせた両社生産設備の最適配置の推進及び重複投資の回避により、トッパングループとしてのリソース配分の最適化を実現していくとしている。