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富士ゼロックス NTTデータ ニューソンのスマートグラス活用ソリューションを商業印刷の保守点検に採用

2019.4.18

富士ゼロックスは、NTTデータ ニューソンがNTTデータのR&D成果を活用して開発した遠隔作業支援の為のスマートグラス活用ソリューション「InfoMesh Visual Navigator®」を、富士ゼロックスの商業印刷機(プロダクションプリンター)の保守点検業務に採用した。今年4月から東京で、5月から全国で運用を開始する。
顧客企業が生産財として利用するプロダクションプリンターは、万が一の故障時にも印刷業務への影響を最小化するため、早急かつ的確な保守対応が求められている。加えてプロダクションプリンターの機能拡大と高度化が進む中、カストマーエンジニア(以下、CE)に求められる技術と知識は一層複雑さを増している。

富士ゼロックスは、顧客企業の事業に貢献するため、生産財であるプロダクションプリンターの保守において、CEの保守経験に関わらず多様な条件下で即時に対応できるように、新たな仕組を検討していた。今回のソリューションを導入することで、富士ゼロックスのCEが、プロダクションプリンターを設置している場所でスマートグラスを装着し、遠隔のサポートセンターにいる高度技術者の支援をリアルタイムで受けることにより、高難度作業における保守時間の約3割短縮を目指している。

遠隔作業支援の為のスマートグラス活用ソリューション「InfoMesh Visual Navigator®」活用イメージ

遠隔作業支援の為のスマートグラス活用ソリューション「InfoMesh Visual Navigator®」活用イメージ

今回導入したのは、スマートグラスとクラウド上のサーバーで構成されるNTTデータ ニューソンのInfoMesh Visual Navigator®を活用した新たな保守スキーム。

遠隔作業支援において、作業者であるスマートグラス装着者と、タブレットなどを使用しながら指示を行う管理者間で、映像や画像、音声を共有する。一方、InfoMesh Visual Navigator®は、スマートグラス本体にクライアントソフトを導入し、クラウド上のサーバーと連携することで、これらの機能に加え、音声で操作・制御するボイスコマンドや、頭の傾きで操作・制御するジャイロマウスなどにより、完全なハンズフリー操作を実現し安全かつ効率的な保守作業が提供できる。
また、クライアントとサーバー間はSSL通信となっているほか、PINコード認証やスマートグラス本体の画像/動画自動消去機能など、富士ゼロックスのセキュリティ要件に合わせ機能改善されている。
このプロダクションプリンターが高難度の保守を必要とする場合、現場にいるCEは当ソリューションを使用することで、遠隔のサポートセンターにいる熟練CEに、現場の状況を共有し、セキュアな環境で指示を仰ぐことができる。また、プロダクションプリンター設置現場やその周りの社内風景の情報漏洩も防ぐ。