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櫻井印刷所 川越で活版印刷サービス復活で「お披露目会」開催

2019.2.2

お披露目会で。左からほしおさなえさん、櫻井社長、川合市長

お披露目会で。左からほしおさなえさん、櫻井社長、川合市長

埼玉県川越市の櫻井印刷所は、約30年ふりに活版印刷のサービスを復活させるにあたり「活版お披露目会」を1月26日、川越市元町の活版印刷工場で行った。

お披露目会には、川越市の川合善明市長や、話題の書籍「活版印刷三日月堂」の著者ほしおさなえさんも駆けつけた。

 

 

お披露目会の開会にあたり、同社社長の櫻井理恵さんが挨拶。

来賓挨拶する川越市の川合市長

来賓挨拶する川越市の川合市長

活版印刷の再開について語る櫻井社長

活版印刷の再開について語る櫻井社長

活版印刷のサービスをスタートした背景として、「IT化やデジタル化という環境の中で、印刷産業は大変厳しい時代を迎えています。諸資材の値上げや値下げ競争もある中で、付加価値をつけるための取組みとしてフリーペーパーの発行やアプリの開発、オリジナル商材(川越 山車ふせん)の発売などにも取り組んできました。従来通りの紙媒体のみでは難しい現代において、現代的アプローチは何かと考え、自社で持っているデザイン制作や印刷技術を活かした取り組みを考えてきました。文字、印刷、日本語組版のノウハウを活かす事業として活版印刷を始めることとなりました。デジタルでは得難い活版印刷の文字の重みを感じて頂き、活版に触れて頂く場所にしていきたい」と語った。

活版印刷に興味津々のお披露目会出席者。(櫻井印刷所の「活版印刷お披露目会」で)

活版印刷に興味津々のお披露目会出席者。(櫻井印刷所の「活版印刷お披露目会」で)

来賓挨拶した川合市長は、「活版印刷のお話を聞いたとき、いよいよ本当の“三日月堂”になるのかなと感じました。心温まるような仕事をして頂きたいと思います。櫻井印刷所さんは川越では注目の企業の一つです。今後も町づくりに力を貸して頂きたいと思っていますし、川越の元気を高めて、川越から日本へ、そして世界へと発信して頂けることを期待しています」とエールを贈った。

 

活版印刷サービスを復活するにあたっては、活版印刷に関する設備を他社から譲り受けてスタートに至っている。譲り受けた設備は、活版印刷機のほかに、活版印刷後に版を片付ける(解版)時に込め物(インテル)をサイズごとに仕分ける「込め物選別機」や、活版印刷で利用する「樹脂版」なども含まれている。

活字が並ぶ櫻井印刷所の活版印刷の工場

活字が並ぶ櫻井印刷所の活版印刷の工場

今後、櫻井印刷所では、名刺、ハガキなどの活版印刷を受注する。

名刺の場合、片面1色・100枚で8,500円、両面1色・100枚で1万円、ハガキは片面1色・100枚で1万2,000円など(税別。デザイン・樹脂板作成費は別途要)。活字を使った組版や亜鉛板にも応じる(別料金)。納期は1か月ほど。

 

株式会社櫻井印刷所

埼玉県川越市元町2-4-5 Tel.049-222-0935

https://sakurai-p.co.jp/