アグフア 京都でPower of Print開催

日本アグフア・ゲバルトは4月4日、印刷を真剣に考えるセミナー『Power of Print in京都』を開催した。

今回の『Power of Print』は、第一部で滋賀県大津市の栄進堂印刷・滋賀工場の工場見学を行い、会場を京都駅前のメルパルク京都に移して、第二部のセミナーを実施した。

栄進堂印刷の刷版部門
栄進堂印刷の刷版部門

栄進堂印刷は折込チラシや会社案内、冊子、DM、封筒などの印刷物を手掛けるオフセット輪転印刷会社。生産性の向上、人員の確保、人財育成の3つの観点から2016年にアグフアの現像レスプレート アズーラを導入した。実演では、42.5kgの薄紙コートを使い、印刷と同時にインラインで2つ折りする同社の高い生産性を披露した。

セミナーは冒頭、日本アグフア・ゲバルトの取り組みについて紹介した後、セッション1で『オフセット輪転のインキマイレージが劇的に改善』をテーマに、栄進堂印刷の西藤栄祉社長、製造部の前田宏二ゼネラルマネージャー、大阪市北区の高速オフセットの赤尾一印刷本部長商業印刷センター長が講演。輪転印刷会社によるアズーラ採用の経緯、インキ削減効果や経営的なメリットが語られた。

薄紙2つ折りを実演
薄紙2つ折りを実演

セッション2では、『アズーラだからできる現場改善』をテーマに、藤和の伊藤英隆製造部部長・工場長と原多印刷の上村浩二総監督が登壇。差別化する品質管理、アズーラによる現場改善について解説した。

セッション3は、『クラウドだからできる「働き方改革」「BCP対策」』をテーマに、ニシカワの西川誠一社長が、クラウド型ワークフロー「APOGEE Cloud」の導入のきっかけや組織改革のポイントなどを説明した。

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