KADOKAWA、所沢に書籍生産、物流拠点建設へ

 ㈱KADOKAWA―DWANGOは、8月6日開催の取締役会で、新規プロジェクト開始を決議した。所沢浄化センター跡地にKADKAWAの新しい製造・物流拠点(工場棟)を建設する。
 同プロジェクトは、平成30年頃の稼働を目指し、製造と物流が一体となった最新性能の生産設備を導入するもの。ユーザーの多様なニーズに応えるべく、書籍の迅速な生産・発送を可能とする最適な生産プロセス、物流システムを構築する。また、書籍の小ロット生産や適量生産・適時配送を実現することで、印刷費用、資材費用等の直接原価を削減し、返品率を改善することで利益率向上に繋げる。今回のプロジェクトを通じて、出版業界全体の製造・物流プラットフォームを構築するだけでなく、業界内における流通革命の実現を目指す。
 工場棟では、製版、印刷、製本の製造業務から、保管、ピッキング、出荷までの倉庫・出荷業務を手掛ける。また、同プロジェクト実施と同時に、㈱ところざわサクラタウンと主体となって、工場棟と図書館、美術館、博物館(文化棟)の建設を進める。工場棟と文化棟を融合した文化コンプレックスとまちづくりの実現を目指す「COOL JAPAN FOREST構想」を実現していく。
【プロジェクト概要】
○所在地:埼玉県所沢市東所沢和田3―31―3―11
○敷地面積:37,382㎡のうちの一部 

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