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【page2018】グローバルグラフィックス 世界に先駆け最新RIP公開

2018.1.30

ダイナミックオーバーレイの例

ダイナミックオーバーレイの例

グローバルグラフィックスは2月7日(水)から10日(金)までの3日間、池袋のサンシャインシティで開催されるpage2018で、世界に先駆けてまもなくリリース予定の『HARLEQUIN Host Renderer SDK V12』をプレビューするほか、次世代の電子ドキュメント技術『Mako』、『PackZ』の最新版、さらに進化したスクリーニング技術『ScreenPro』を中心に紹介する。

『HARLEQUIN Host Renderer SDK』はPostScriptやPDF等のページ記述言語をラスターイメージ形式に変換し、インクジェットプリンタ、レーザープリンタ、プレートセッターなどの印刷デバイス内部で直接扱えるようにするソフトウェア。最新バージョンではPDF2.0に対応したほか、In‐RIPバーコード生成やバリアブルデータ印刷用のダイナミックオーバーレイ、MAC OSのサポート、URW++ 136 PS3フォント対応等が追加される。

2017年に国際標準化機構(ISO)はPDF2.0規格となるISO 32000‐2を発表した。多くの専門家が規格化に関わったISO作業グループ内で開発された最初のPDF仕様であり、アドビシステムズ社によるISOへのスチューワードシップ以降最初の標準となる。印刷機メーカーにとってPDF2.0を採用する最も安全なアプローチは、DFE等のPDFを受けるすべての製品をPDF2.0がサポートできるようにアップグレードすることである。PDF2.0の新機能を含むPDFを入稿した場合、古いPDFリーダーでは通常新機能が警告なく無視されてしまうので、印刷発注者が期待しない印刷物が納品されてしまうリスクが発生する。

『HARLEQUIN Host Renderer SDK V12』ではPDF2.0で規定されたAES‐256暗号化仕様に対応。また、出力インデントは制作者の色に対する期待値を規定するためにPDF/XからPDF2.0に移植され、ドキュメントレベルだけでなく、ページレベルまで拡張された。これにより特定ジョブの異なるページで異なるメディアを使用するジョブでも、期待通りに処理することができるようになった。このほか、透明処理、黒点補正の有無、ハーフトーン原点の指定などでPDF2.0に加わった新規格に対応する。

In‐RIPバーコード生成機能ではCSVファイルからデータを読み込み、バリアブルのバーコードを自動生成する。バーコードシンボル、色、サイズを選択することもできる。ダイナミックオーバーレイ機能では、CSVファイルからパッケージやラベル、産業印刷で求められるシリアル番号やロット番号を生成し、高速に背景ページと合成できる。

『Mako』はマルチプラットフォーム対応の電子ドキュメントソフトウェア技術。モバイルやクラウド、デスクトップアプリケーションを問わずに表示、操作、PDL形式変換を可能にしている。最新バージョンではPDF2.0に対応した。また、プリンタドライバを搭載していないIoTデバイス上でもドキュメントの閲覧、印刷を可能にした。

『ScreenPro』は印刷機メーカー向けのエンジニアリングサービス『ブレークスルーサービス』の一環で、インクジェット印刷機用のマルチレベルスクリーニングエンジンを提供する。シングルパス方式のインクジェット印刷機で発生しやすいモットリングやチェーニングといったHW問題を低減する。今回はクロスウエブキャリブレーション、クロスノズル補正、ノズルアウト補正を紹介する。また、Meteorインクジェットドライバボードを直接ドライブする。

『PackZ』はラベルとパッケージ用プロフェッショナルPDF検証・編集ソフトウェア。PDFファイルをネイティブに読み込み、プリフライトチェックやトラッピング、殖版、面付けすることができる。このほか、インクカバレッジの表示、ホワイトアンダープリント、バニッシュの追加、テキスト編集、パッケージの3Dモックアップ表示などの機能を持つ。

page2018の会場では最新版のv4.2を紹介する。