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FFGS 業務の幅を広げるUVインクジェットプリンターのすすめ

2015.8.31

富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社(以下、FFGS)は、UV硬化型インクジェットプリンターによる新ビジネスを提案している。今年7月にはワイドフォー マットUVインクジェットプリンターLuxelJet用の専用インクとして、真空成型に最適な「Uvijet KVインク」を新発売。また、生産性が従来機LuxelJetUV3600GTの1.8倍となる新製品「Acuity AdvanceSelect HS 5006/HS X2 5226」を併せて発売した。ロール出力を主とし、普及機として位置付けられるワイドフォーマットLED-UVプリンター「Acuity  LED600」も導入が進んでおり、製品ラインアップがますます拡充している。同社ワイドフォーマットマーケティング部の南章課長に話を伺った。

 

真空成型品のモックアップ・小ロット対応

真空成型の制作サンプル

真空成型の制作サンプル

FFGSは2007年にLuxelJetのブランドでワイド フォーマットUVインクジェットプリンターを発売 して以来、印刷会社様のサイン・ディスプレイ事 業への参入、サイン・ディスプレイ会社様の新たな制作物の獲得を支援してきました。

UVインクは水性インク、溶剤インクに比べて専用メディアを必要とせず、様々な基材にダイレクトに業描画できることが特徴です。これまで当社は、UVインクジェットプリンターでの制作物の加工適正、取扱い適正を向上させるため、柔軟性(割れにくさ)、密着性を向上させたインクを順次発売してまいりました。新たに発売を開始した「Uvijet KVインク」(以下KVインク)は、1000%を超える伸び率を持ち、真空成型や樹脂板の曲げ加工等への対応ができるものです。
真空成型用の樹脂素材への印刷(加飾)はこれまでシルクスクリーン印刷が主流でした。一方、この分野でも小ロット・多品種化、短納期化の要求が強く、印刷原版を使うシルクスクリーンでは対応できない範囲が広がっています。UVインクジェットプリンターが注目されているのは、原版が不要でデータさえあれば製品1点からでも製作することができるためです。

シルクスクリーン印刷との違いは、小ロット・多品種種対応、短納期対応に加え、フルカラー、グラデーション、写真画像の描画がし易い点です。またインクジェットプリンターでは熟練した技能やノウハウを必要としないので、専任のオペレータでなくとも運用することができます。

小ロットのディスプレイ等の用途以外でも、実際の製造に移る前の、サンプル、試作品、モックアップ作りにも活用が期待されており、クライアントへのデザイン、商品提案にもお役立ていただけると考えています。

 

“Acuity”ブランドの新製品

Acuity Advance Select HS

Acuity Advance Select HS

FFGSのワイドフォーマットUVインクジェットプリンターのブランドが、今回の新製品からLuxelJetからAcuityに変更・統一されました。シリーズの新製品である「Acuity Advance Select HS 5006/HS X2 5226」は、プリントヘッドの数を増やし最大60㎡/時の出力スピードを達成しました。
出力品質は現行機と同レベルとなっており、インクもLuxelJetシリーズと同じタイプが搭載でき、KVインクにも対応しています。高速化によりさらなる短納期対応、ボリュームのあるお仕事へと、お客様のお仕事の幅を広げます。

なお仕事の幅を広げる上で、ワイドフォーマットUVインクジェットプリンターは有効な手段となります。ワイドフォーマットUVインクジェットプリンターのご導入検討の際は、お気軽にFFGSにお声掛けください。

【月刊プリテックステージ2015年8月号から】