ハイデルベルグジャパン アンソニー・サールビー氏来日でプリネクトについて語る

3日間にわたりプライベートショーを開催したハイデルベルグジャパン
3日間にわたりプライベートショーを開催したハイデルベルグジャパン

ハイデルベルグ・ジャパンは、11月15日から17日まで、プライベートショー「Push to Stop day」を、品川の東京本社カスタマーセンターで開催した。会期中には、プリネクト本部本部長のアンソニー・サールビー氏が来日しており、17日、来日記者懇談会も開催された。

現在、ドイツのハイデルベルグ社では、スマートプリントショップを実現する”プリネクト”を提案している。その背景には、現在はデジタル化するチャンスの時であり、複雑な工程や、工程が分断されているがためにタッチポイント(人が介在する機会)が多いなど、印刷業界が抱える課題に対しての解決策として、プロセスを変えていく“Push to Stop”という考え方を提示。これは、スタート時だけでなく、作業を停止したい時もボタンを押すだけでいい”完全自動化”を表現したもの。

アンソニー・サールビー氏が来日
アンソニー・サールビー氏が来日

サールビー氏は、『プリネクト』について、「顧客との関係の構築、タッチポイントの削減、生産性と稼働率の向上、無駄と在庫の削減、一貫性と再現性を最適化させるて常に同じものを同じように生産し、蓄積してきたデータをベースとした経営(ビジネスインテリジェンス)、という6つの課題に対応できるもの」と解説している。多様化が進み、要求ニーズが厳しくなっている今、スマートプリントショップを構築することが必要であるとしている。

ブラックライトにあてると蛍光インキの部分が光る
ブラックライトにあてると蛍光インキの部分が光る
蛍光ピンクの活用を紹介
蛍光ピンクの活用を紹介

なお、プライベートショー「Push to Stop day」では、連日、テーマを変えて提案。15日には、コマーシャルプリンティグ(商印)、16日はパッケージプリンティング、17日はパブリッシングプリンティングをテーマに行われ、それぞれデモンストレーションを交えて、ワークフローから印刷、加工、サービスまで一貫した提案が行われた。

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