キーポイント 国内デジタル印刷機はミッド、ライトレンジのカラー機が伸張

調査会社のキーポイントインテリジェンスは11月16日、東京コンファレンスセンター品川で『プロダクションデジタル印刷/POD市場コンファレンス2017』を開催し、同社のアナリストが国内外のデジタル印刷市場動向を解説した。

キーポイントインテリジェンス社(米国)のラルフ・シェローザー氏(オンデマンドプリンティング&コンサルティングサービス ディレクター)は『プロダクションデジタル印刷市場動向と予測』を演題にデジタル印刷機の動向を分析。月間印刷許容枚数30.1万~99.9万枚の『ミッドプロダクションカラー』のデジタル印刷機に焦点を当て、米国で2016年に5,886台だった販売台数が2017年に5,191台に減少するが、2018年以降は回復し、2021年には6,539台に拡大すると予測した。

また、今後はインクジェット機の影響が拡大。デジタル印刷機のランニングコストを押し下げていくことを見通した。

国内デジタル印刷機市場については後田雅人氏が解説。2016年にオフィス用途を含めたデジタル印刷機は約2万7,000台が販売され、そのうちカラープロダクション専用機が22%、モノクロプロダクション専用機が5%と報告した。とくに前年比で月間印刷許容枚数30.1万~99.9万枚の『ミッドプロダクションカラー』が前年比11%、10.1万~30万枚の『ライトプロダクションカラー』が同25%伸張した調査結果を示した。

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