SCREEN GA Incaと独・InPrint2017に出展

SCREENグラフィックソリューションズ(SCREEN GA)はグループ会社のInca Digital Printers LTD(Inca)と、11月14日から16日まで、ドイツ・ミュンヘンで開催される産業用印刷技術展「InPrint 2017」に共同出展(ホールA6、スタンド364)する。産業用インクジェット印刷分野で、両社の強力なパートナーシップが実現する幅広い製品とソリューションを提案する。

SCREEN GAは、昨年6月にBHS Corrugated Maschinenund Anlagenbau GmbH(BHS Corrugated)と、段ボール箱製造用コルゲーターのインライン型デジタル印刷ソリューションの開発に関する協業を発表している。この協業は、最大2.8m幅のシングルパス印刷を想定して開発を進めているが、今回「InPrint 2017」では、SCREEN GAとIncaが開発中のFUJIFILM Dimatix社製産業用インクジェットヘッド「Samba」を搭載した1.6m幅シングルパスプリントエンジンを紹介する。会場ではインクジェットプリントバーを展示するとともに、印刷中の実写動画や印刷サンプルを見ることが出来る。

Incaは、「Onset X」シリーズに自動搬送ロボットを組み合わせた、産業資材向けの印刷ソリューションを提案。これにより従来のサインディスプレー用途だけでなく、建装材など幅広い産業用途への展開を実現する。さらに、他社RIPやMISとのスムーズな接続を可能にするソフトウエア「IncaConnect」も出展。ブースでは「Onset X」シリーズに搭載されるプリントエンジンの他、搬送の様子が分かる製品動画や印刷サンプルを展示する。また、今春発表したB1サイズ対応モデル「Onset M」を富士フイルムブース(ホールA6、スタンド428)にて実機展示する。

このほか、UVインクジェットラベル印刷機「Truepress Jet L350UV」に採用されている350mm幅シングルパス機プリントエンジンを出展。高生産・安定性を兼ね備えたSCREEN GA独自の高速インクジェット印刷技術と、CTP・製版ワークフローをはじめとするプリプレス市場で長年培った画像処理技術を融合した高い印刷品質を両立している。ブース内では、この技術を応用展開して実現した、医療品包装用アルミロールの印刷サンプルを展示する他、幅広い可能性を提案する。

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