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埼玉県工組 工場見学会で東京・篠原紙工を訪問

2017.9.21

工場見学に訪れた篠原紙工で。工場見学のレクチャーを受ける。

工場見学に訪れた篠原紙工で。工場見学のレクチャーを受ける。

埼玉県印刷工業組合は、工場見学会を9月21日に開催し、東京都江東区の篠原紙工を訪問した。

 

篠原紙工は、中綴じ・折り・抜き加工を専業とする傍ら、企画・デザインから制作・加工まで顧客のものづくりの相談事に対応する組織「Factory 4F」を運営している。同社のFactory 4Fでは、一般の人も1人から参加できる工場見学会を毎月開催しているほか、土日にはスペースを提供して紙製品に関するもの以外のワークショップやイベントなども開催。一般の人も多く訪れる町の工場として親しまれている。

1階の断裁機のエリアからスタート

1階の断裁機のエリアからスタート

 

埼玉県印刷工業組合では、通常、篠原紙工が行っている工場見学会のプログラムに準じて同社の制作現場を見学した。開催にあたって、篠原紙工の篠原慶丞社長から挨拶があった後、工場見学に関するレクチャーを受けて見学をスタート。

まず、4階の手加工のエリアから見学した。その日によって手加工の作業が異なるという手加工の現場では、見学当日、和綴じ製本が行われており、作業を見学したほか、和綴じ製本に関する詳しいレクチャーも受けた。

中綴じの工程を見学

中綴じの工程を見学

 

続いて、1階に移り、断裁機に移り、断裁機について詳しく説明を受けた。細いもので0.2~0.5㎜幅まで断裁できることも紹介され、実際の実演では0.3㎜幅の断裁が行われ、参加者を驚かせた。

続いて見学した中綴じ機のエリアでは、多くのチェックを経て、中綴じが行われていることや、「アイレット綴じ」「のり綴じ」などもできることが紹介された。また同社ではミシンとじも行っており、糸の色を変えることで表現が変わるミシンとじについても実演を交えて紹介された。

折り加工について詳しく説明を受ける

折り加工について詳しく説明を受ける

 

2階では、折り加工を見学。折り加工の仕組みが専用機を使ってレクチャーされたほか、篠原紙工オリジナルの折りとして知られている『いいかげん折』や、紙を折る際に真ん中に切れ目を入れるマジック折り等についても詳しく紹介された。

また、DMなどで採用されている糊綴じや、環境対応型の製本として注目されているPUR製本についても詳しいレクチャーを受けた。

 

注目度が上がっているPUR製本についてレクチャーを受ける

注目度が上がっているPUR製本についてレクチャーを受ける

工場見学の後、篠原紙工の取り組みについて篠原社長から説明があった。篠原紙工では、『感動』『デザイン』『所有欲』『機能性』をテーマにものづくりに取り組んでおり、「世の中には高くても欲しいと思うものがあり、それを求めるニーズがある。価値のあるものを作っていきたい」と語られた。

その後、質疑応答などもあり、活発な工場見学会となった。