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【ルポ】ウエーブ オリジナルテープ・リボンを小ロットで

2017.8.28

ブラザー販売株式会社 オリジナルデザインテープ作成機『テープクリエーター TP-M5000N』

 

絶えず斬新な商品を

個人消費者がSNSで拡散

ブラザー販売株式会社 (本社: 名古屋市瑞穂区/ 三島勉社長) の『テープクリエーター TP-M5000N』はオリジナルデザインテープやリボンを作成することができる熱転写方式のプリンターである。DTPソフトで作成したデザインデータから簡単にオリジナルテープ・リボンを1巻から作ることができる。本体は173㎜(幅)×647㎜(奥行)×366㎜(高さ)とコンパクト。卓上での利用が可能で、設置スペースをとらない設計となっている。

オリジナルテープ・リボンの用途はアパレル、雑貨、マルシェ、カフェ、通販コスメ、書店、オフィス、ブライダル、スポーツチーム、フラワーショップ、イベント、キッズなど様々。デコレーション、ラッピングや梱包用として活用されるほか、オリジナルテープ・リボンそのものが販促グッズとして活用されることもある。

株式会社ウエーブ(本社:京都市下京区/白子善久社長)が展開する印刷ネット通販『ネット印刷のウエーブ』では、『テープクリエーター TP-M5000N』を導入し、オリジナルテープ・リボンの受注・製造・販売を行っており、その需要は増加している。

同社は1985年、ソフトウェア開発会社として創業し、1996年に印刷事業を開始した。翌年には業界に先駆けて印刷製品の通信販売を手掛けるようになり、さらにその1年後、電子メールを利用した印刷通販サービスに着手。2000年に現在のビジネスのベースとなる印刷ネット通販事業を立ち上げた。現在では従業員278名。滋賀事業所(滋賀県守山市)、仙台事業所(宮城県仙台市)に生産拠点を持ち、店舗として神田・秋葉原店(東京都千代田区)を構えるまでに成長した。

商材は商業・宣伝印刷、事務用印刷からサイン・ディスプレイ、販促グッズ、CD・DVDジャケットまで幅広い。主に企業向けの販促系商材が強く、品質、納期、利便性の全てにわたり高い評価を得ている。

ウエーブ商品開発担当の日和田知洋氏(右)、製造担当の澤 知也氏

ウエーブ商品開発担当の日和田知洋氏(右)、製造担当の澤 知也氏

同社企画開発・マーケティング部商品開発課では毎月、新商品、新サービスのリリースを目標に据える。同課副課長の日和田知洋氏は、「お客様の顔が見えにくいネット通販だからこそ、絶えず斬新さを打ち出して飽きさせないことが必要です。また新規のお客様に注目して頂けるきっかけにもなります」とその理由を語る。オリジナルテープ、リボンの商材もそうした戦略の一貫から生み出された。

『テープクリエーター TP-M5000N』を導入したのは2014年11月。商品開発課ではその2週間後、商品化した。日和田副課長は最初の印象について「こういう商材ができるようになったのかと。当社のアイテムの中でも珍しいものができると感じ、早くお客様にお知らせしたいと思いました」と振り返る。

顧客層が全く見えない状態からのスタートだったが、個人消費者から徐々に受注が増加。SNSでも取り上げられたことで、口コミで拡散していった。

 

一般企業の需要が増加

4台稼動でまとまったロットにも対応

ウエーブで活躍するテープクリエーター(滋賀事業所)

ウエーブで活躍するテープクリエーター(滋賀事業所)

サービス開始当初は、Webサイトから手軽に小ロットで発注できることもあり、個人消費者からの受注が拡大していったが、認知の向上にともなって企業への需要も拡大している。

現在では製造業から大口の受注も入る。個人にとっては自分だけのオリジナルテープ、リボンが簡単に作れる楽しみがあり、企業にとっては、独自性の発揮やブランド力の向上につながる。小ロットで発注できるので、季節やキャンペーンごとにデザインを気軽に変えられる利点もある。

日和田副課長は、顧客属性について「デザインから正確な用途は判断できませんが」とした上で、体感的に個人利用約4割、企業利用者の中ではデザイナー・広告関連約3割、製造業1割の利用割合だという。また用途については、デザイナー・広告関連でノベルティーを含めた販促、製造業で“注意”を促す表示や製品認識、梱包の用途で使われることが多いという。

オリジナルテープのサンプル(左)、オリジナルリボンのサンプル

オリジナルテープのサンプル(左)、オリジナルリボンのサンプル

サービスを開始した当初はデザインのサイズ、最大発注個数などを制限していたが、軌道に乗り始めて、資材の適正在庫数が見えてくると、テープのデザインサイズを20㎝長から1m長に、最大発注個数を100個から1,000個以上にサービス範囲を拡大。「サービスを拡大していく中で一番大きな出来事は発注個数の引き上げでした」(日和田副課長)と、出力機の数を増やしたことで、製造業関連企業から数百個単位で注文が入るようになった。今では滋賀事業所に2台、仙台事業所に2台の計4台が稼動しており、3m巻テープ・3営業日出荷で最大1,300個まで対応している。

テープ色見本 (画面の色と実物の色が異なることがあります)

テープ色見本
(画面の色と実物の色が異なることがあります)

ブラザー販売は様々な色、幅のテープ・リボン・インクカセットを販売している。テープ色が白、透明、黄、赤、青の5色、インクが黒、赤、青、白の4色を用意。テープの幅はそれぞれ50㎜幅、38㎜幅、15㎜幅。布リボン色が白、ライトピンク、ライトブルー、ワインレッド、ダークブルーの5色、インクリボンが黒、赤、青、金、銀の5色。それぞれ38㎜幅、15㎜幅を用意している。ウエーブでは自社の顧客の特性に合わせて、テープが白、透明、赤、黄、リボンが白、ラインブルー、ライトピンクに絞って提供している。

オペレーションは難しくない。本体に制作する幅、色のテープ・リボンカセットとインクカセット、紙管を装着し、プリンター感覚で出力する。同社製造部オンデマンド課係長の澤 知也氏は、「作る人を選ばない良い機械ですね。レクチャーすればすぐに使うことができます。現場では1人で2台分を操作しています」と述べる。生産性についても「30m巻が約3分で完了します。ストレスは感じませんね」と評価する。

また、メンテナンスも機械の定期的な清掃で十分であり、ラインを止めての大がかりなメンテナンス作業は必要としない。

 

多彩な用途、4コマ漫画デザインも

新規顧客の開拓にも寄与

最も多いデザインは社名やロゴ。個数ベースでは15㎜幅の受注が多いが、巻数ベースでは50㎜幅サイズが良く出る。一方、ユニークなものも多く、4コマ漫画がデザインされたデータが入稿されたこともある。1m長のデザインによるPOPや、逆に短いデザインによるシールなど、発注者のアイデア次第で用途が広がる。

「お客様からアイデアを頂くことが多いですね。ホームページで基本的な使い方を提案するほか、アイデアを思い付いた時はブログに載せていきます。お客様から直接、こういうことができないかというご相談も頂きます」(日和田副課長)

平均の受注ロットは20~30。年に2回以上発注するリピーターは全体の25%。年に10回以上も発注するケースもある。

「オリジナルで小ロットの“テープ”、“リボン”という商材は、印刷サービスの中でも珍しいと思います。個人の方々をはじめ、従来のお客様とは違う業種の新規顧客開拓という意味では全体にも良い影響を与えてくれていると思います」

B to Cから始まったオリジナルテープ・リボンのサービスは、B to Bへと広がりを見せている。今後はさらに幅広い業種の企業顧客を増やす意向で、利用するシーンや方法の提案を拡充。売上と新規顧客開拓の両面から『テープクリエーター TP-M5000N』に期待している。

 

株式会社ウエーブ

http://www.wave-inc.co.jp/

 

製品(テープクリエーター TP-M5000N)の詳細はこちらから

http://www.brother.co.jp/product/tapecreator/tpm5000n/index.aspx

 

ただいま、サンプルテープ、リボンを無料で提供しております。

ご希望の方は下記よりお申込み下さい。

サンプル希望

 

 

 

【テープクリエーター TP-M5000Nの問い合わせ】

ブラザー販売株式会社

製品に関するお問い合わせはこちら

https://biz.brother.co.jp/webapp/form/18902_azbb_43/index.do

フリーダイヤル 0120-590-384

受付時間 9:00~12:00/13:00~17:00(月~土曜日 日・祝・指定休日除く)