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モトヤ 「コラボレーションフェア2017東京」開催へ

2017.7.15

モトヤコラボフェア東京HPモトヤは7月27日と28日、東京都千代田区の秋葉原クロスフィールド アキバ・スクエアで、「モトヤコラボレーションフェア2017東京」を開催する。同フェアは印刷会社が「自社の強み」をアピールし、他社に活用してもらう交流の場として開かれている。69回目を数える今回は、“印刷はこの街に何ができるか?”をテーマに、『Inboudビジネス 観光ビジネス』を、販促に加えて、もう一つの柱として提案する。

また、7月21日と 22日には、姫路モトヤ主催による「姫路モトヤ 総合印刷機材展2017」が、神戸サンボーホールで開催される。

いずれも会場では、多様な印刷会社とメーカー企業からの提案、注目のテーマを話題にしたセミナー、人気の「P-1」グランプリなどが開催され、モトヤの「コト売り」「コト作り」への提案が行われる。

*モトヤのイベントの詳細はホームページから http://www.motoya.co.jp

 

イベント開催にあたり、モトヤの古門慶造社長と、今回のフェアを担当する東京本社営業部の 村上晃浩部長にフェア開催のコンセプトなどを伺った。

 

【インタビュー】

株式会社モトヤ 代表取締役 古門慶造氏/東京本社営業部部長 村上晃浩氏

 

“Inbound・観光ビジネス”          印刷はこの街に何ができるか?

 

古門社長(右)と村上部長

古門社長(右)と村上部長

 

 

―現在の印刷業界の動向を、どう見られていますか。

 

古門  小ロット化が進み、印刷会社様のPOD機の導入が進んでいま す。全国的に厳しいという声が聞かれます。価格競争はまだまだ続いているようです。機械単体だけでなく、様々なハード、ソフトを組み合わせて効率化したいというニーズが強くなっています。

村上  雇用環境が厳しくなる中、少人数でうまく生産し、管理していきたいという声が多くなっています。例えば、MISと機械稼動計を連携させた機械の稼動状況や結果の可視化です。今回のコラボフェアでも電気系の会社から機械の稼動状況が見える稼動計が出展されます。同じ印 刷物でもオペレーターごとの作業効率が判るので、稼動データを教育や指導に活かすことができます。

古門  人材派遣事業を通じて感じるのは求職者の不足です。力を尽くして良い人材を提供したいのですが、派遣員の確保が難しくなっています。印刷会社様からオファーを頂くものの、供給が追い付かない状況です。

村上  最近は特殊な技能を持つ技術者の需要が増えています。例えば、3D CADなどこれまで業界にあまりいなかった人材です。

古門  労働力の不足に対し、在宅勤務の有効性が指摘されています。確かに当社のフォント事業では在宅勤務者に業務を依頼しています。しかし、実際に考えるのと実行するのとでは全く違います。仕事の管理に非常に難しいものがあります。フォントは仕事のスパンが長いのですが、印刷業は一つの仕事の期間が短いのでなおさら難しいのではないでしょうか。

 

―〝コラボレーション〞という言葉が浸透し、今、新たに〝コト売り〞を提唱されています。

 

古門  印刷会社様の多くが3年後、5年後、10年後に事業を継続していけるか不安を感じていると思われます。〝コト売り〞は、現在の業務を継続しながら新規開拓で新しい仕事を獲得していきましょうというメッセージです。新しいお客様だけでなく、既存のお客様から新しい仕事の獲得にもつなげ、事業継続のパワーを付けて頂くお手伝いをするというのがモトヤの 方針です。その道具として、商品を擬人化する『もえしょくプロジェクト』やARの『CARM』などの道具をご提供します。
村上  モトヤの強みは道具を提供するとともに、『もえしょくプロジェクト』のエスクリエイト様、『CARM』のウイズ様のようにお客様とともにクライアントへの提案に立ち会って頂けるパートナーがいることです。新しいことに取り組みたくても、実践となると何から始めて良いか悩み、立ち止まってしまう印刷会社様は少なくないと思いますが、パートナーが一緒に動き、皆様のビジネスをお手伝いしています。

古門  社長自らが動かれる印刷会社様は大きな成果を上げています。また、『もえしょくプロジェクト』ではキャラクターを描いた絵師が独立して一般企業のデザインを受注するようになるなど、印刷会社様に限らず、プロジェクトに参加する関係者にも多くのメリットをもたらし始めています。

 

―今回のコラボレーションフェアのテーマと特色をお聞かせ下さい。

 

村上  モトヤコラボレーションフェアは今回で延べ69回目になります。これまでの〝コラボレーション〞という大きなコンセプトに加え、テーマを明確にして当社の営業担当者も訴求する時のトークに活かせるよう、観光ビジネスを取り上げることにしました。

東京では外国人観光客が増えています。おそらく東京2020年までこの流れが続くと考えられます。この流れに乗っている印刷会社様、一般企業はまだまだ少ないので、インバウンド、アウトバウンドをもう一つの柱としました。

今回はビジョン様をセミナーの講師に招聘しました。外国人観光客向けのWiFiルーターレンタルサービスを展開しており、外国人にどうアプローチすれば印刷物造注につながるかを紹介して頂きます。ビジョン様はエスクリエイト様と協業し、キャラクタービジネスによる成功事例をお持ちです。ブース出展もあり、ビジョン様の翻訳機なども実際にご覧頂けます。
会場では今回のテーマについて色々なご意見を頂きたいと思います。2020年まで観光ビジネスを切り口に、年々バージョンアップしていければと考えています。

 

古門  ある印刷会社様では、電気店の『もえしょく』キャラクターを作り、東南アジアに出向いて観光誘致と集客の支援をされています。爆買いはひと段落しました。日本では擬人化されたキャラクターが待っていて面白いことがある、という爆買いとは違う視点の観光誘致をされています。
日本の産品は海外にPRする力がまだまだ弱いし、業者も小規模が多い。印刷会社様は海外に向けてそうした産品を発信する力を提供することができると思います。印刷物に加え、インターネットやSNSを融合させればもっと有効に発信できます。日本の酒蔵の若手社長が海外で日本酒をPRしていますが、まだわずかです。その流れが広がればもっと地域も印刷業界も活性化すると思います。

 

―セミナーも用意しています。

 

来場者の人気投票が大きく影響する「P-1グランプリ」も毎年開催されている。(2016年会場から)

来場者の人気投票が大きく影響する「P-1グランプリ」も毎年開催されている。(2016年会場から)

古門  4本のセミナーを予定しています。初日がビジョン様による『伸び続けるインバウンドビジネス。成功のポイントは「変化」を捉え、行動すること。』、ザッツ様による『直しに強いデータ作成術』で す。すでに『直しに強いデータ作成術、』は満員になりました。2日目が船井総合研究所様による『地域密着で生き残るための印刷会社業績アップセミナー』、PODi様による『蘇るカタログ』です。

「セミナー の話は面白い。でも実践は」という声が聞かれます。そこは私たちモトヤがフォローしていければと考えています。

 

―最後に来場者に向けてのメッセージをお願いします。

 

古門  モトヤコラボレーションフェアは効果があるという認知が広がってきたと実感しています。
来場者と出展社、また出展社同士が仲良くなり、協業してお仕事に結び付いたというお話を頂いており、価値あるイベントになっていると思います。正直、大阪でも東京でももっと会場を広げたいのですが、なかなか難しいものがあります。
その分、密度を高めてより活気あるフェアを目指して参りますので、ぜひご来場してビジネスのパートナーやヒントを見つけて頂ければと思います。

 

モトヤコレボレーションフェア2017東京

会期:7月27日(木) ~28日(金) 10:00~17:00

会長:秋葉原クロスフィールド アキバ・スクエア

(東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDX 2階)

問合先:株式会社モトヤ 東京本社 TEL:03-3523-8711

 

MOTOYA SUMMER FAIR 2017 IN NAGOYA

会期:8月2日(水) 10:00~17:00 /3日(木)10:00~16:00

会場:名古屋国際センター 別棟ホール(名古屋市中村区那古野1-47-1 名古屋国際センター)

問合先:株式会社モトヤ 名古屋支社 TEL:052-935-5315