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【drupa2016】ホリゾンインターナショナル
堀会長インタビュー
後加工こそが最も重要な要素 高い付加価値をもたらす

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2016.8.9

ホリゾンインターナショナルの堀英二会長はdrupa2016の会場で配布された速報版『drupa daily』のインタビューに答えている。堀会長は後加工が重要なパートで高い付加価値を生むこと、一冊からの書籍製造に関心が寄せられたこと、さらなる自動化を進めていくことなどに言及した。

 

―― ホリゾンはパートナーとの連携を重視していますが、drupa2016ではどのぐらいのパートナーがブースに出展していますか?

「5社です」

 

―― 何機種を実演していますか?

「毎日、約30機種を実演しています。その他、パートナーのブースでも実演しています」

 

―― どのような企業、また、どのぐらい多くのパートナーと協力しようとしていますか?

「全方位的にですね。ホリゾンはニュートラルな立場にいるからです。そして、私たちのお客様はどのような印刷機とも結べる機械を望んでいるからです」

 

―― パートナーとは開発協力もしますか?

「そうですね。時によっては。新たなマシンを一緒に開発する時には包括的に協力関係を構築します」

 

―― ポストプレスは“シンデレラ部門”とも言えます。なぜなら、いつも工程の最後で納期に迫られており、戦略的に重要な部門だからです。この傾向は変わり始めていますか?

「その例えは絶対に正しいですね。今日、フィニッシングはビジネスの上で非常に重要な工程であると認識されています。また、高い付加価値をもたらします。そうした視点で、多くの方たちが私たちのブースを訪れて何ができるかを見ています」

 

―― ホリゾンの機械はデジタル印刷機と密接に連携していますね。ここにどのような好機を見ていますか?

「短時間で一冊から書籍が製造できるのはとても評判が良いですね」

 

―― drupa会場を見る時間がなかったでしょうが、どういったところが見どころと感じますか?

機械を止めずにページ数の異なる本を生産

機械を止めずにページ数の異なる本を生産

「前回のdrupaでは多くの人たちが私たちのブースを訪れましたが、後加工が本当に重要だと理解されたわけではないと感じました。しかし、今回のdrupaではおそらく多くの方たちが、後加工が最も重要な工程であり、ビジネスを成功に導くものだと認識されたことでしょう。彼らは印刷機器に投資する際に後加工について考えていますね」

 

―― 個人的に見てホリゾンブースの見どころは?

「一冊からの書籍製造を実現するショートランソリューションです」

 

―― この金曜日(6月10日)にdrupaが終了した時、どこに成功の基準を持ちますか?

「もちろん、どのぐらい多くの受注があったかですよ」

 

―― もっともです。

「それから、drupaでは新しいお客様と、私たちがまだ知らない潜在的なお客様を見つけようとしています。新しい関係を構築したいのです」

 

―― どのように顧客のニーズが変化しており、また、ホリゾンはそのニーズにどう対応していきますか?

「短納期生産に対応するため、加工の自動化が必要とされています。また、その自動化の発展に向けてホリゾンは対応していきます」

 

―― 最後の質問です。ホリゾンは賢い機械を開発していますね。あなたはどういった機械が造りたいですか。

「先ほど申し上げました自動化です。ワークフローと完全に統合したソリューションとしてより自動化した装置を作っていきたいですね」

 

【ブースレポート】

Change the focusをテーマに

デジタル印刷対応機器一堂に

 

B2判のデジタル印刷カットシートを断裁、丁合するSmartStacker

B2判のデジタル印刷カットシートを断裁、丁合するSmartStacker

ホリゾンブースは「Change the focus」をテーマに、デジタル印刷機に対応した後加工と、デジタル印刷、オフセット印刷混在の中で生産するポストプレス機器を提案した。

今回、「Smart Binding System」では、事前に印刷されたロール紙から、アンワインダー(フンケラー)からシートカットし、AF-566DF折機、糊付ブックブロッカーでブックブロックを形成し、その後、BQ-470無線綴じ機、HT1000V三方断裁機で断裁して無線綴じ製本を実演した。実演では機械を止めずにページ数がことなるコミックを生産した。

また、シートカット装置「SmartStocker」では富士フイルムのB2判枚葉インクジェット印刷機「JetPress」で印刷したページをカット・丁合してブックブロックを作り、製本。このほか最新の4クランプ無線綴じ製本機「BQ-480」ではセット替えの高速化と、より高品質な製本仕上げを披露した。1冊ずつ厚みの異なるバリアブル製本を最高で時間800冊で処理する。

「インテリジェントフィード中綴じシステム」ではデジタル印刷物に印字されたバーコードをシートフィーダーHOF-400に取り付けられたバーコードリーダーで給紙前に読み取り、オフセット印刷物が積まれた丁合機VAC-600に伝え、合わせる必要のある中身を、指示された棚から給紙する。この機能はオフセット印刷物と内容が可変するデジタル印刷物を合わせて中綴じ製本する。