印刷業界ニュース ニュープリネット

Ferture特集記事

【総合型】プリントパック 「プリントパック」
発注しやすい価格と安心生産の信頼を提供
印刷通販事業を通じて社会に貢献する

main

2020.5.23

低価格と安定した品質で印刷物の製造を行っている株式会社プリントパック(木村進治社長)は、豊富な印刷メニューと対応力でサービスの拡充を常に追求している。印刷通販サービスサイト「プリントパック」をスタートして17年目を迎え、改めて“印刷通販ビジネス”の真価が問われている。発注しやすい価格の安さと高い品質をスピーディーに提供することで、顧客に“幸せ”を提供したいという木村進会長。同社のゆるぎない印刷通販ビジネスの目指す方向性について伺った。

 

継続することで成長した

通販ビジネス

 

関東木更津工場

関東木更津工場

プリントパックは、今年で印刷通販サービスサイトをスタートして17年目を迎え、改めて「継続することの大切さを感じている」という。17年前、新たなビジネスによる業態変革の必要性を感じてスタートした印刷通販サービスだったが、業界に受け入れられるまでには時間を要し、粘り強い説得を続け、事業を起動に乗せていったという経緯がある。その難関を越え、今では会員数130万人超、製造工場11拠点へと拡大。この背景には、「自分ひとりではなく、社員や家族と力を合わせてきたことで会社を大きくすることができた。“世の中を変えていこう”“印刷業界に貢献しよう”という思いを共通理念とし、継続してきたことが大きかったと思う」と振り返る。

同社が印刷通販サービスを続けてきた背景には、事業を通じて世の中に役立つ印刷物を提供したいという思いがある。「印刷物を通して“幸せ”を提供したい」と語る。中でも、「有り難い」と思ってもらえる低価格を追求し、それを実現するための取り組みを継続して行ってきた。

“有り難い”と思ってもらえるその価格を可能にする要因の一つに、充実した生産工場の整備がある。今年は、2年前に開設した関東柏工場の本格稼働と共に、関東木更津工場が新たに竣工し、全11工場規模となり、オフ論印刷、枚葉印刷、デジタル印刷や各種断裁加工機まで、充実した設備で印刷ニーズに対応できる体制を構築している。

 

業界を襲った用紙問題

 

発注の手軽さや発注しやすい価格といったメリットを提供してきた印刷通販サービスは、現在では一般企業やエンドユーザーに浸透しつつある。しかし今年、用紙価格の高騰と用紙不足の問題が影響し、印刷を発注しづらい環境が生まれた。その影響で、「“印刷”が身近なものから、少し離れた存在になってしまったのではないか。これをどう取り戻すのかが大変だ」と危惧する。中でも用紙の値上げ問題は、印刷業の営業活動に大きな打撃を与えた。

「印刷会社では営業活動がしにくくなり、委縮した状況の中で、印刷会社の営業活動量そのものが劇的に減少してしまったのではないか」と分析する。「こうした時、印刷会社における営業活動を再び活発にするためにも、私たちがお役に立たなければならない。印刷の市場を、これ以上、減らしてはいけない。そのためにも印刷を身近に感じてもらうことが必要で、そのバックアップを印刷通販がすべきではないか」。

一般的に、印刷通販サービスに求められていることは、「価格」と「安定供給」、それを支える「信用・信頼」だ。用紙価格の高騰や用紙不足といった問題は、印刷物の安定供給に影響する事態を招いた。しかし、用紙問題の影響は大きなものとはいえ、一つの事実として捉え、良い方向へ転換していく必要がある。そのためにも、「我々がともにその責任を担うという姿勢を持つことが必要」であり、製紙メーカーと強い絆をつくり、安定供給を維持することで信用・信頼へ繋げることが使命だとしている。

印刷市場そのものも多メディア化により厳しい環境が続いている。そこに今回の用紙値上げと不足の問題が勃発したことで、本来は印刷物が最適であったものまでが、他のメディアに取って代わられるという危機を招いた。この状況を挽回するためにも、製紙メーカーとの一層の協力のもと、印刷の発注をより身近なものにする努力を深めていきたいとしている。

 

充実の設備で

印刷市場をバックアップ

 

こうした印刷市場拡大に向けて同社では、発注しやすいWebサイトづくりや、行き届いたサービス体制の構築、安心して発注して頂くための生産キャパシティの拡大、より低コストで生産するための新工場の稼働やスマートファクトリー化に取り組んでいる。

印刷業界における製造工場として信頼を得るためにも、最新の生産設備と効率化により、いかなる仕事も受けられる体制が必要である。そのため現在は、オフセット印刷機44台、デジタル印刷機58台、CTP28台、断裁機53台、製本機57台、折り加工機80台のほか、各種加工機を多数設備。必要に合わせて先手の追加導入や積極的な更新を行い、急ぎの仕事への対応や中綴じ・無線綴じなどボリュームのある仕事、繁忙期の安心確保まで、発注者のニーズに柔軟に対応できる生産環境を整えている。

今後、AIやIoTがさらに普及し、またデザインやデータ制作がより簡単にできる時代がくるのではないかと展望する中、よりデザイン担当者やプロのデザイナーのレベルが向上し、デザインセンスの高い印刷物づくりが進むという相乗効果が起きる可能性がある。「こうした流れを作ることが、我々の使命でもあると思う」とも語る。発注しやすい価格の提供と、安定生産という生産ラインの信用・信頼を提供することで、印刷市場の拡大に挑戦し続けるプリントパック。「多くの印刷会社に印刷通販を利用してもらうことで、印刷産業や印刷会社はもっと社会貢献できると思う」と展望している。

 

株式会社プリントパック

「プリントパック」https://www.printpac.co.jp